今回調査したのは、16都府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県)の主要な国立・公立・私立中学校。中学受験カウンセラーの石田達人の協力で作成した。

武蔵中学校について

武蔵高等学校中学校
武蔵高等学校中学校 出典: PIXTA

 武蔵中学校は、2022年に創立100年を迎えた男子御三家のひとつ。教科指導では独自の教科書を用い、自ら調べ自ら考えることに重きを置いた指導を取っている。本物に触れることを大切に、山林遠足、地学巡検、天文実習、歌舞伎教室などの校外学習がある。また、英語や理科などでは分割授業を実施し、質の高い授業を受けることができる。

 住所は、東京都練馬区豊玉上1-26-1で、最寄り駅は、
・西武池袋線「江古田駅」南口より徒歩6分、「桜台駅」南口より徒歩8分
・都営大江戸線「新江古田駅」A2出口より徒歩7分
・西武有楽町線「新桜台駅」2番出口より徒歩5分
・中野駅より関東バス江古田駅行「江古田駅」下車徒歩5分
・高円寺駅より関東バス・国際興業バス赤羽駅行「豊玉北」下車徒歩5分
・目白駅より都営バス練馬車庫行「武蔵大学前」下車徒歩0分
だ。

 偏差値は、以下となっている。

【四谷大塚】武蔵65

【首都圏模試センター】武蔵 男子74

※四谷大塚は2026年度用合不合判定テスト(第2回)Aライン80偏差値、参照:四谷大塚
首都圏模試センターは中学入試予想偏差値(合格率80%、2025月年1月版)、参照:首都圏模試センター

武蔵中学校の合格者が一番多い塾は?主要塾を過去5年のデータで徹底比較!

 ランキング3位は、SAPIX(サピックス)小学部で、合格者は40人(2025年)。

 SAPIXは、トップ校を目指す受験生が集結する塾だ。授業で使用するテキストは授業当日に配布するスタイルで、事前に予習ができない分、初見での対応力が求められる。また、宿題の量が多く、カリキュラムの進度も速い。難関校SS特訓(サンデー・サピックス)という志望校別講座が充実している。

 ランキング2位は、四谷大塚で、合格者は62人(2025年)。

 四谷大塚は老舗の中学受験塾。受験生の多くが使用しているテキスト「予習シリーズ」を制作している塾だ。予習→授業→復習という流れで勉強を進めるため深い理解を得られる半面、家庭学習が必須である程度の家庭でのサポートが必要。模試は日本最大級の受験者数を誇る。

 ランキング1位は、早稲田アカデミーで、合格者は86人(2025年)。

 早稲田アカデミーは、学力別少人数制クラス(平均15名程度)。成績掲示や定期的なクラス替えがあり、厳しい指導で有名。中学受験は、「予習シリーズ」を使用して難関校対策ができる塾でありながら、徹底した面倒見の良さも評価されている。志望校別対策コースは情報量が豊富で、他の塾生も多く通っている。

 それ以外で4年前に比べて合格者数が増加している主な塾としては、日能研、進学教室アントレ、グノーブル、エルカミノ、enaがある。

 なお、塾の公表している合格者数を合計すると、学校が発表している合格者数を超えているケースが多い。この現象は、複数の塾に通っている生徒がダブルカウントされているのが主な要因だ。

 今回は上位の塾のみを取り上げたが、完全版では主要約100塾の過去5年分の合格者数を紹介しているので、そちらも確認してみてほしい。