春休みの勉強時間は6時間以上を目指そう
新高2生に向けて、まず高田さんは、春休みの勉強時間について「6時間以上」を目標にしてほしい、と提案します。本音で勧めたいのは10時間。しかし、勉強体力がまだ十分ではないことを前提に、現実的なラインとして6時間を示します。
教科と時間の配分例として清水さんが挙げたのは、英語3時間+数学3時間。2教科にしっかり取り組むだけで、6時間が埋まる、と話します。
高田さんも、2教科6時間で、いいペースで勉強が進められる、と述べます。もちろん、英語を重点的にするなら、英語5時間+数学3時間などで勉強するのもよい、とのこと。これまで曖昧になっていた基礎を春休みで一気に固めるのが目的です。春休みは、成績を一気に伸ばせるチャンスだと強調します。
新学期前に英語・数学の基礎を固めよう
次に、高田さんが勧めるのは、英・数の基礎を固めることです。具体的には、英語は単語・熟語・文法、数学はⅠ・Aの教科書レベルをきちんとクリアすることだと説明します。
英語の教材例として挙げられたのは、単語帳では『システム英単語』や『ターゲット1200』。特に、後者は中学から高1レベルの語が含まれ、基礎固めにおすすめだそう。文法では『大岩のいちばんはじめの英文法』、熟語では『速読英熟語』などの例が挙がります。
学期中に語彙系を進めるのは難しい、という清水さん。1つのことに集中しやすい春休みに取り組めば、新学期が明るい、と言葉に力を込めます。
一方、数学は、まずⅠ・Aを本気で固めることをがんばってほしい、と高田さんはいいます。問題集では『数学Ⅰ・A入門問題精講』『Super Quick 数学Ⅰ+A』などを挙げ、1カ月程度で仕上げるイメージを提示。また、Ⅰ・Aが終わりそうな人はⅡ・Bを先取りすることも推奨します。
清水さんは、すでに数学Ⅱに入っている進学校でも、「やった範囲を確実に固め、可能なら先取り」という考え方は共通だと付け加えています。
毎日勉強する生活を習慣化させよう
高田さんが3つ目に挙げたのは、毎日勉強するのを習慣化させることです。日によって勉強したりしなかったりというのは、普通の高校2年生。しかし、それでは伸びにくい、と指摘します。勉強は積み重ねであり、やめた瞬間に忘れて「ゼロに戻る、むしろマイナス」と強調。勉強を継続する重要性を語ります。
清水さんも、毎日の継続が大事、と重ねていいます。1日あたりの勉強時間そのものは高3生・既卒生より短いにしても、高2から続けていくことで到達点が高くなる、とのこと。1年分の勉強量を計算し、毎日やる場合と2日に1回の場合などを比較して、差を実感してほしい、とも述べます。
加えて、高田さんは、いったん止めるとリズムが崩れやすい点にも触れ、しんどい日こそ勉強をがんばれた経験が財産になる、と語ります。
「ここに行きたい」と思える志望校探しをしよう
4つ目として、高田さんが新高2生に勧めるのは、志望校探しです。新高2生は志望校が固まっていない人も多く、春休みは興味のある大学を調べて実際に足を運ぶよい機会だと提案します。3月にオープンキャンパスを実施する私立大学もあることや、旅行で他の地域の大学に行きやすいことも理由です。
実際に目にすることで「ここに行きたい」という気持ちになる可能性に言及。YouTubeの大学紹介やキャンパスを歩く映像で、疑似体験する方法も紹介しつつ、「リアルに行ってほしい」という高田さん。大学は数が多く、カラーも多様。自分が「絶対ここ」だと思える大学はある、といい、その大学に出合うまで動くべきだと熱弁します。運命の大学に出合えるよう、志望校探しにも全力で向かってほしい、と新高2生にエールを送っています。
まとめ
高田さんと清水さんは、新学期が始まると学校生活に追われ、余裕がなくなる、と口を揃えます。比較的余裕のある新高2生の春休みは、受験勉強のスタートを切るのに絶好の機会だといえそうです。(次ページに解説動画あり)

