5年生になったら問題を3つに分ける

5年生のチェックリスト 
 ◇速さの基本
 ◇位置関係の線分図
 ◇割合と比の基本
 ◇条件など文章を読み落とさない

 5年生になると、割合や比といった抽象的な概念の単元が出てきます。受験に必要な重要単元の基礎については学習し終わっているので、最低限できるようになっておいてほしいポイントを、不安に思っている範囲とバランスを見ながら学習していきます。

 間違えた問題は3つに分けて考えます。「できる問題:○」「できそうな問題:△」「できない問題:×」のような大まかな分け方でもよいです。一例として、3回繰り返し解いてみて、確実に正解できるようなら「○」を付けます。1、2回間違えるようなら「△」です。全くできない場合には「×」です。

 子どもにただ「やりなさい」と言ってもできません。やはり進行管理は親の役割です。

 問題がなんとなく解けているという子がいますが、そういう子の場合には、できた問題でも違う解き方をさせてみるようにしてください。解けるようになるには、抽象的な問題を分類していく「型」という武器を身に付けることが大切になります。

 計算問題では、問題文に書いていないような数字を子どもは頭の中でひらめくとそのまま書いてしまうことがあります。これは見直しができないものです。