千葉県と横浜・川崎の状況 

 千葉県では、市川市に2校だけ残る女子校から見ていこう。

 和洋国府台女子は、20日[1回]1.2倍は受けやすくて受かりやすい状況が続きそうだが、24日[2回]1.6倍は2倍を超えるかもしれない。国府台女子学院は、21日[1回]1.6倍が2倍にのせそうで、2月5日[2回]2.6倍は3倍を超えそうである。
 
 県内で最も多くの受験生が集まる市川は、20日[1回]2.9倍が男子同様緩和傾向で2倍台半ばになりそうだ。2月4日[2回]7.7倍も7倍を切りそうな状況である。千葉私立御三家の東邦大学東邦は2月3日[後期]20.2倍が15倍台まで緩和の見込みである。
 
 東海大学付属浦安は好調で、20日[A]1.8倍が2倍台半ば、24日[B]2倍は3倍台前半へと上がりそうである。昭和学院も1科入試が好調で、20日[国語1科]3.1倍と20日午後[算数1科]3.2倍の双方が4倍超えの可能性も出ている。日出学園は20日[I期]1.4倍が緩和傾向でとても受けやすくて受かりやすく、23日[II期]2.5倍も2倍を割れるかもしれない。
 
 昭和学院秀英は、幕張メッセで午前に市川を受験してから併願する例が多い20日午後[午後特別]4.7倍が6倍超え予想と人気を増している。25日の成田高校付属[一般]2.6倍は、上下しているが3倍超えもありそうだ。JR常磐線では、夏の甲子園大会に出場した専修大学松戸が総じて緩和傾向なのに対して、同じ市内にある光英VERITASは24日[2回]1.4倍が1倍台後半と上昇傾向にある。
 
 神奈川県は横浜女子御三家から見ていこう。

 横浜雙葉は、1日[1回]1.7倍が微増しそうで、同程度の受験生が集まりそうな24年新設の2日[2回]と合わせると、志願者数倍増作戦は成功の可能性が高い。いまや県内女子校で唯一の1回だけ入試校となった1日フェリス女学院2.2倍は、これまでの経緯を見ると2倍を割れるかもしれない。横浜共立学園は、1日[A]1.3倍がさらに緩和傾向にあったものの、徐々に志望者が増えて1倍台半ばになりそうだ。もっとも、3日[B]1.6倍は少し緩むかもしれない。
 
 横浜山手にあるもう一校、横浜女学院は入試回によって上下が見られるものの、基本的に1倍台半ばを前後する程度で受けやすいだろう。横浜駅に近い神奈川学園は、4日[C]1.8倍が2倍を超えそうだ。捜真女学校は、実倍率共に1.5倍の2日午後[B]と3日午後[C]がいずれも緩和して受けやすくて受かりやすい状況だが、1日午後の[スカラシップ1回]1.2倍は1倍台半ばまで上がりそうである。
 
 次に川崎市の状況を見よう。フェリス女学院と並ぶ神奈川女子校の双璧となった洗足学園は、軒並み3倍を超える高倍率が敬遠されたのか、いささか緩和傾向にある。カリタス女子は反対に人気上昇中で、1日[1回]3.3倍が4倍を超えるかもしれず、1日午後[2回]2.2倍も2倍台半ばに、2日午後[3回]3.3倍も上積みしそうで、3日[4回]5.4倍は6倍超えも見えている。1日の日本女子大学附属[1回]1.8倍は少し緩和しそうだ。桐光学園女子部は、1日[1回]1.9倍が2倍台前半に、2日[2回]2倍は少し上昇、3日[3回AB]2倍は緩和しそうだ。共学校の法政大学第二は4日[2回]6.9倍がさすがに緩和傾向にある。