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*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)『本当に子どもの力を伸ばす学校 中高一貫校・高校大学合格力ランキング2025年入試版』を転載したものです。

受験本番の「小6」を
塾とのタッグで走り切る

 中学受験が本格化する小学校6年生の1年間は、親子ともとにかく忙しい。悔いなく走り切るには、塾を最大限活用し、必要なときに先生のアドバイスを上手に取り入れることが大切だ。

 ただし「相談」と称してやみくもに依存するのは違う。塾を活用するポイントとして、学習アドバイザー兼塾講師の渋田隆之氏は「『やることにリスクがないこと』に加えて『時間対効果(タイムパフォーマンス)が高いこと』はどんどんやろう」と語る。

 一般に、夏休みを過ぎると模擬試験の回数が増えたり、志望校の試験対策に時間を割くようになったりして、時間的にも気持ち的にも余裕がなくなる。このことを念頭に置いて、動き出しはできるだけ早くしていこう。

 渋田氏への取材を基に時期ごとに「やること」をまとめた(下の図1)。

 ここから先は、図1に収まり切らなかったアドバイスを紹介していく。