知ってて安心・当日の心構え

 考査が近づいて両親が神経質になってくると、子どもは気持ちが不安定になります。

 親の不安感は子どもに伝わりますから、子どもの前では普段と変わらない態度でいることが大切です。落ち着きがあって明るく優しい、頼れる親でいることが理想です。

緊張をほぐし自信を持とう!

 面接時に限らず、考査当日の朝は受験ファッションに身を包んだ親子が大勢集合するため、子どもはいつもと違う雰囲気を感じ取って不安な気持ちになります。

 親としては、考査が終わるまでその不安を和らげる努力が必要です。幼児教室での模擬試験や模擬面接で、今までやってきたことを思い出して、親子で自信を持ちましょう

 また、下ろしたての服を当日に初めて着るのではなく、何度か袖を通しておくのもよいと思います。子どもはただでさえ敏感に親の緊張を感じ取るものです。できるだけ笑顔を見せて、いつも通り家を出られるようにしましょう。

 朝、家を出る時間については、途中で交通機関のトラブルなどがあっても差し支えないよう、余裕を持つようにしてください。どのようなルートをたどっても会場に着けるように、複数のアクセス方法を前もって調べておき、当日になって迷わないよう、試しに一度行ってみるのもよいことです。

テスト当日の心構え

 1.募集要項を丁寧に読み返し、持参する書類を再点検しましょう。
 2.いつもと変わらない朝を迎えましょう。
 3.服装は、動きやすく着慣れたものを選びます。
 4.遅刻は認められません。
 5.小学校に着いたら、所定の手続きを一つひとつ慎重に行いましょう。
 6.テスト前には、必ず用便を済ませておくことが大切です。
 7.「楽しんで受けてらっしゃい」と、普段の笑顔でテスト会場へ送り出しましょう。
 8.万一の病気に備える配慮も必要です。

テスト当日の持ち物

 学校ごとに持ち物をそろえるだけでなく、どのような状況でも対応できる「受験セット」を事前に準備しておけば、安心感があります。

受験票:これがないと受験できません。

学校からの指示があるもの:募集要項をくり返し見ておきましょう。

ハンカチ・ティッシュペーパー:基本的なエチケットです。

着替え(靴下・下着など) :雨天やおもらしなど、いざというときに。

ビニール袋:ぬれたものを入れるなど何かと重宝します。

雨具(傘・レインコートなど): 傘を入れるビニール袋もあると便利。

飲み物:温かいものは緊張をほぐしてくれます。

チョコレートなどのお菓子:甘いものを食べると落ち着きます。

ばんそうこう:履き慣れない靴で靴ずれすることも。

折り紙・あやとり:待ち時間が長いときのために。

願書など提出物のコピー:何度も読み直して確認を。

上履き:スリッパが用意されていないときのために。

安全ピン・ソーイングセット:ボタンが取れることもあります。

メモ帳・筆記用具:掲示や校内放送などは必ずメモを。

知ってて安心・面接のマナー

 ごく当たり前の質問でも、緊張する面接時には、答えるべき大事なことを忘れがちです。焦って頭が真っ白になってからでは、落ち着きを取り戻すのは難しいものです。

 そのため、普段から両親で話し合い、回答に一貫性を持たせておくことが大切です。

面接で注意すること

 よく聞かれる質問については、その場で答えに詰まらない程度に準備はしても、あまり冗舌にならないようにしないと好感は持たれません。

 口数が少なくても、ゆっくりと真剣に自分の言葉で話していれば、面接官の印象に残ります。多少の緊張感を持ったうえで、自信を持って誠実に受け答えをしましょう。逆に、普段から話し好きな人は要注意です。質問には簡潔に答え、長々と話さないようにすることです。

 また、自分の質問ばかりに気を取られて、子どもや配偶者への質問を聞き逃さないようにしましょう。

 願書に記入した内容と質問の答えが矛盾しないようにコピーに目を通して一つひとつ確認しておくことも大切です。

面接の様子で家庭がわかる

 親子面接では、父親がドアを軽く3回程度ノックし、応答があったら父親がドアを開けます。「失礼いたします」と言って会釈し、3人とも部屋に入ったら、最後に母親がドアを閉めます。

 部屋の中を面接官の前まで進み、3人がそれぞれのいすの下座側に立って礼をし、「どうぞ」と言われてから腰を下ろします。

 面接が終わったら、立ち上がって3人が丁寧に礼をし、父親、子ども、母親の順に外へ出て、母親がドアを閉めます。

 回答内容だけでなく、3人の態度から家庭環境がわかります学校内では気をつけて行動しましょう。

 一部の学校ではドアのないところもあります。どちらの場合でも、当日の学校からの指示に注意しましょう。

言葉遣いは正しく丁寧に

 面接での言葉遣いは、とても重要なポイントです。正しく丁寧に話すことは当然ですが、丁寧過ぎて不自然にならないよう注意しましょう。

 両親は「失礼いたします」「わたくし」「○○でございます」といった言葉の使い方をします。子どもが両親を呼ぶときには、「お父さん」「お母さん」の呼び方が一般的です。

「こんにちは」「ありがとう」と自然にあいさつができる子は、明るく正しい家庭の雰囲気を伝えることができます。

 言葉遣いは直前になって教えても、よい印象は与えられません。日ごろから丁寧な言葉遣いで話すようにしましょう。言葉遣いは面接時だけに限らず、将来も役立つ大切な力です。この機会に正しておいてください。