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秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

一流のリーダーは「上手な謝り方」を知っている

能町光香 [株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]
【第38回】 2016年9月13日
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一流の人は謝る姿もスマートです

 「言い訳にすぎない」
 「謝罪に誠実さを感じられない」
 「謝ればすむと思っているのが気に入らない」

 上手に謝れないと、相手からこんなふうに思われてしまうことがあります。謝り方によって、相手からの「信頼」を瞬時に失ってしまうことがあるのです。

 一生懸命謝れば謝るほど、相手に誤解を与えてしまう。

 そんなやりきれない気持ちや不安を抱えていませんか?

 上手に「謝る」ことができるかどうかで、そのあとの相手との関係性が変ってきます。上手く「謝る」ことで相手に好印象をのこすことができれば、そのことがきっかけで、今まで以上にいい関係を築くこともできます。

 一流のリーダーは、「謝る」必要がある時を見極める達人です。

 むやみに「謝る」こともなければ、「謝る」べき時を見逃すこともありません。

 「謝る」べきかどうか、その「境界線」を知っているのです。

一流のリーダーは安易に
「すみません」と言わない

 こんなエピソードがあります。

 私が、某外資系企業で働いていたときのことです。毎月第一週目の月曜日に、マネジメントの会議が開催されました。参加者は、外国人の役員、8名の部長、そして秘書の私でした。

 ある日、A部長がドアを開け、会議室に入ってきました。

A部長:「ソーリー、ソーリー(sorry, sorry)」

役員:「?」

A部長:「アイムソーリーソーリー(I am sorry, sorry)」

役員:「なぜ会議室に入ってくるなり、自分の非を認めているのだ? 何かあったのか?」

A部長:「いえ、会議の開始時間にすこし遅れてしまいましたので」

役員:「そんな簡単に、何度もソーリー(sorry)と言うものではない」

A部長:「はい」

役員:「ソーリー(sorry)というのは、自分に非があるときに使う表現だ。だから、そんなに気安く、繰り返し使ってはいけないよ」

 A部長は、腑に落ちないまま席に座り、会議が始まりました。

 さて、役員はA部長に何を伝えたかったのでしょうか。

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能町光香(のうまち・みつか)[株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]

青山学院大学、The University of Queensland大学院卒業。10年間、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクなどの一流企業のトップエグゼクティブの秘書として活躍し、数々の業績を残し、組織から高い評価を受ける。その後、人材育成コンサルタントとして独立。2013年に、日本での秘書人材育成の必要性を痛切に感じ、「一流秘書養成スクール」を創設。上司の右腕として活躍できる「真のエグゼクティブ・アシスタント」の育成を目指し、豊富な経験に基づく実践的な解決方法を伝える講演や企業研修、コンサルティングをおこなっている。また、サービス・ホスピタリティ・アワード審査委員を務めるなど、経営における「サービス・ホスピタリティ力」の重要性を説き、サービス・ホスピタリティ・マネジメントの普及啓蒙を行う。主な著書に、20万部のベストセラー「誰からも気がきくと言われる45の習慣」(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。
公式ホームページ:http://www.link2u.co.jp/


秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

この連載では、10年間秘書を務め、現在では一流秘書の育成に携わる能町光香さんが、経営層に近いところで働く秘書だからこそ垣間みることができた、一流の人たちの仕事術についてお伝えしていきます。
 

「秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香」

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