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社内プレゼンの資料作成術
【第28回】 2016年10月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
前田鎌利

プレゼンするときは相手の「左目」を見て話せ!
伝説のプレゼンテーター・前田鎌利氏の仕事術

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孫正義氏の「一発OK」を次々に取り付けた伝説的プレゼンテーターで、ベストセラー『社内プレゼンの資料作成術』著者の前田鎌利氏。彼が講師を務める「ダイヤモンド社プレミアム白熱講座」の開催まで、いよいよ1ヵ月を切った。今回は白熱講座に先立ち、前田氏が「社内プレゼン」の極意を語る。
多くの社長が、意思決定の最終段階で「数字」以上に重要視しているものとは?また、前田氏が振り返る「史上最悪の面談」とは?社内プレゼンで「100%一発説得」を勝ち取るためのヒントが詰まった第2回!(構成:前田浩弥)

社長は「情熱」の有無で意思決定をする

 研修やコンサルでいろいろな企業と関わるなかで、気づいたことがあります。
 それは、世の中の社長のほとんどが、意思決定の根拠として、「数字」以上に「情熱」に重きを置いているということです。

 社内プレゼンで一番大切なのは、「情熱」なのです。

 もちろん、提案内容がいいものであることが大前提ですが、意思決定の最後の最後の決め手になるのは提案者の「情熱」が本物であるかどうかなのです。これは、当然といえば当然です。億単位のお金であれ百万単位のお金であれ、社長はそれなりの経営資源をその提案に投資するわけです。「提案者がその企画を最後までやり切ってくれる」ことに確信がもてなければ、その提案に賭けることはできないからです。

 では、社長は、「情熱」の有無をどこで判断するのでしょうか?
もちろん、提案者が放つオーラ、迫力などすべてがその判断を左右しますが、なかでも重要なのが、提案者の「目」です。「目は口ほどにものをいう」と言いますが、まさにそのとおりで、提案者が本気かどうか、多くの社長は、目を見て感じ取るのです。

 孫正義社長もそうでした。
 私は孫さんに何度もプレゼンをしましたが、孫さんは私が映し出すスライドより、私の目をじっと見ている時間のほうが長かったように思います。私自身、管理職として部下のプレゼンを聞くときには、その「目」をじっと見たものです。それで、「嘘をついていないかな」とか「本当にこれ、最後までやり切れるの?」というものを判断しようとしているわけです。

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前田鎌利 

まえだ・かまり 1973年福井県生まれ。東京学芸大学卒業後、光通信に就職。2000年にジェイフォンに転職して以降、ボーダフォン、ソフトバンクモバイル株式会社(現ソフトバンク株式会社)と17年にわたり移動体通信事業に従事。2010年に孫正義社長(現会長)の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア第1期生に選考され第1位を獲得。孫正義社長に直接プレゼンして幾多の事業提案を承認されたほか、孫社長のプレゼン資料づくりも数多く担当した。その後、ソフトバンク子会社の社外取締役や、ソフトバンク社内認定講師(プレゼンテーション)として活躍。著者のプレゼンテーション術を実施した部署で、決裁スピードが1.5~2倍になることが実証された。2013年12月にソフトバンクを退社、独立。ソフトバンク、ヤフー、株式会社ベネッセコーポレーション、大手鉄道会社などのプレゼンテーション講師を歴任するほか、全国でプレゼンテーション・スクールを展開している。


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