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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

成果を上げている者は努力して能力を身につける その習慣が成果を上げる

上田惇生
【第224回】 2010年12月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社刊
1890円(税込)

 「知識があって、理解力があり、懸命に働くだけでは十分でない。成果をあげるにはこれらとは違う何かが必要である」(ドラッカー名著集(1)『経営者の条件』)

 ドラッカーは、仕事において成果を上げるには、特別の才能や適性は必要ないという。いくつかの簡単なことを行なうだけでよいという。そして、簡単な習慣を身につければよいという。

 第一が、常に貢献を考えることである。これは簡単なことのように思えて、じつはそうではない。「業績」という言葉が出てきそうになったら、そのつど「貢献」と言い換えなさいという。

 第二が、常に集中することである。これも簡単なことに思えるが、そうではない。集中するには優先順位を決めなければならない。

 第三が、目線を高くすることである。何をどうしようとも、「世のため人のため」という目線の高さがなければ飛躍は無理である。必ず、欲という落とし穴に落ち込む。

 そしてもう一つ。ドラッカーが口を酸っぱくして説くものがある。成果を上げるための必須の資質は「真摯たること」である。これなくしては、長期的な成果を望むことは不可能である。

 ドラッカーは、成果を上げる者は、成果を上げる能力を努力して身につけているという。彼らは、成果を上げることを習慣にしている。成果を上げるよう努める者は、皆が皆、成果を上げられるようになっている。
「成果をあげることは修得できる。そして修得しなければならない」(『経営者の条件』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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