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街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

豊島区の商店街――「おばあちゃんの原宿」は健在か? 過当競争と地盤沈下から這い上がれ!

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第5回】 2011年1月6日
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 池袋駅の東西両側に、あたかも航空母艦のようにそそり建つ2つの巨大な駅ビル。東口側が西武百貨店、西口側が東武百貨店というトリビアと共に、豊島区の商業と聞くと、この2つの駅ビルの姿をまず思い浮かべる。

 だが、豊島区の商業は池袋だけではない。ここには、区内全体を覆うように、約100の商店街がある。面積18位ながら、商店街の数は10位。そう、あの「おばあちゃんの原宿」巣鴨地蔵通り商店街も豊島区だ。

意外や意外? 
豊島区は商店街の一大集積地

 豊島区は1k㎡当たりの商店街の数が、台東区に次いで多い。その数7.6ヵ所/k㎡ということだから、単純に計算すると、およそ350m四方の中に1ヵ所商店街があることになる。いささか意外な感もあるが、実は豊島区は東京でも有数の商店街の高度集積地なのだ。

 商店街が多いから店も多い。1k㎡当たりの専門店数(以下、「店舗の密度」と呼ぶ)は5位。食料品専門店に限ると第3位だ。八百屋の密度は2位。魚屋、肉屋の密度は4位。オリジナルのパンを製造販売するベーカリーの密度は、第1位である。

 豊島区に多いのは、こうした「商店街業種」だけではない。総合スーパーの密度は1位、ドラッグストアの密度は2位、専門スーパーの密度は3位、ホームセンターの密度4位となっている。小売店の集積度がおしなべて高い。

 購買力の実態と比べ店舗が多すぎることを「オーバーストア」と言うが、豊島区の小売業は、こうしたオーバーストアの状態にある面が否定できない。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

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