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野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道

仮説を立て、「クシ刺し検索」で知りたい説明を探す

野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
【第18回】 2008年3月24日
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 これまで述べてきた検索のテクニックは、知りたい対象の名前がわからない場合に用いるものであった。それとは逆に、知りたい対象ははっきりしており、それに関して詳しいことを知りたい場合がある。

 この場合の検索法は、比較的簡単だ。「and検索」を適切に用いれば、かなりのことがわかる。とくに対象に固有名詞が含まれている場合には、実に簡単だ。

 いくつかの例を挙げよう。

【特定の人のある側面を知りたい】

 ソ連の有名なバレリーナで、イリーナ・コルパコワという人がいる。彼女は、旧ソ連のキーロフ・バレエに30年間にわたって君臨したと言われている。この人と共産党の関係について知りたいと思った。

 二つの単語「Kolpakova」と「communist」で検索したところ、1989年5月29日に『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された大変面白い記事が見つかった。

 このような20年近くも前の記事を一瞬にして見つけることなど、以前は到底不可能だった。それがいまでは簡単にできる。情報に関するわれわれの環境がいかに大きく変化したかを実感せざるをえない。

【2人の人の関係を知りたい】

 教師と弟子、同盟関係、競争相手、敵対関係等々を知りたい場合、2人の名前を「and検索」すればよい。

 「ケネディとリンカーンの暗殺事件には驚くべき一致点がある」という有名な都市伝説があるのだが、「Kennedy Lincoln」で検索すれば、ただちに多数の記事が見つかる。

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野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』等、最新刊に『仮想通貨革命』がある。野口悠紀雄ホームページ

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