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就職できない若者の「トンデモ言動」

「孫の内定を取り消して!」祖母がトンデモ発言した理由

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第69回】 2016年11月30日
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保護者である皆さんは子どもの就職先について過剰に心配していませんか?(写真はイメージです)

 「孫の内定を取り消してもらえないでしょうか」

 就職支援活動をしていると、支援者の家族から連絡を受けることが少なくありません。あるいは、直接、就職先の会社(企業)に電話やメールでの問合せやクレームもあり、企業の中には頭を抱えているところもあるのではないでしょうか。

 今回は、実際にあった祖母からの内定取消騒動について取り上げていきます。

祖母による孫の内定取消
行動から見えてくること

 冒頭の内定取消の連絡は、数年前、既卒で就活し続けている孫(=女性)が内定を勝ち取り、介護職に進路を決めたものの、祖母が得心できなかったための「トンデモ言動」事例です。その背景には、「優しい孫が職場で無理な仕事をさせられるのではないか」といった祖母の不安が少なからずあったようです。

 そのほかにも、以前、読んだディズニーランドの掃除をメインテーマにしていた鎌田洋著『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』でも、カストーディアルという園内外の掃除をする部門に配属された娘の母がクレームの手紙を出すというエピソードがありました。

 こうした事例を目にすると、祖母によるトンデモ発言は特殊な例!?かもしれませんが、保護者が子どもの就職先について過剰に心配することは、珍しくなくなりつつあります。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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