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24時間じゃ足りないあなたへ 時間貧乏からの脱出法
【第9回】 2011年2月17日
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水口和彦 [(有)ビズアーク取締役社長]

朝の時点で終業時刻を決めて
残業とプライベートを天秤にかけない

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「仕事」と「プライベート」は比較しない

 残業を減らし、プライベートの時間を増やすために、最初に頭に入れておいてほしいことがあります。そもそも私たちが仕事をしている環境は、自分自身の思惑よりも「残業してしまいやすい」ようにできているのです。

 たとえば、「定時後にデートや飲み会の予定がある」という場合と、「特に予定がない」という場合、残業するかどうかの判断はかなり違いますね。このあと約束があるという場合、プライベートを優先して、何とか仕事を終わらせます。しかし、予定がない場合は、プライベートよりも仕事を優先して残業してしまうことも多いと思います。

 では、定時後に「資格試験に備えた勉強をする」という場合はどうでしょうか?

 この場合は、微妙だという人も多いはず。資格試験が近づいているなどの差し迫った事情がなければ「勉強は明日でもいいか」と仕事を優先してしまうこともあるかもしれません。

 このように、私たちが「今日は残業するか、しないか」という判断をする時には必ず「仕事」と「このあとのプライベートの予定」のどちらを優先するか、天秤にかけているのです。

 「どちらを優先するか」を考えるのは当たり前ですが、私たちがそれを「職場」で考えているところには注意が必要です。「職場で」「仕事をしながら」考えていると、仕事のことがより気になるのは当たり前です。つまり、つい仕事優先に考えてしまう環境にどっぷり浸かりながら「もう少し残業するか?しないか?」の判断をしているわけです。これでは、ついつい残業が長くなってしまうのも当然です。

 たとえば、仕事を終えて帰宅したあと、勉強や趣味の時間を取れないことにため息をつく……。そんなことが多い人は特に注意が必要です。

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水口和彦 [(有)ビズアーク取締役社長]

1967年石川県生まれ。大阪大学大学院理学研究科修士課程終了後、住友電気工業株式会社に入社。自動車用ブレーキパッドのエンジニアとして、社内トップのヒット商品を開発。エンジニア時代に数々の時間管理手法を試すが、その手法の効率の悪さに納得できず、時間管理について研究を開始。試行錯誤の結果、シンプルでムダのない時間管理手法を確立。これが好評となり、さらに時間管理を普及させるために独立し、現在に至る。ホームページ「時間管理研究所」


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