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ずるい勉強法
【第17回】 2017年1月17日
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佐藤大和 [弁護士]

勉強するときは勉強し、遊ぶときは遊ぶ

目標達成が叶うと、達成感で満ちあふれます。いつも仕事や勉強だけをしている人はどれだけ感じているのでしょうか。何事にもメリハリが重要です。シリーズ6万5000部を突破した『ずるい勉強法』より、短い時間で結果をだすための「遊び」について考えていきましょう。

短い時間で結果を出す

 子どもの頃、「1時間でも多く勉強しろ」と親や先生から言われたものですが、社会人になってからも、上司や先輩から「定時で帰るな、1時間でも長く働け」と言われることがあります。

 しかし、時間をかければ結果が出るわけではありません。たとえ結果が出たとしても、時間がかかっている以上、非効率的です。むしろ、短い時間で結果を出し、残った時間でほかのことをしたほうが、ずっと効率的といえます。

 短い時間で結果を出すには、すべてにおいて時間制限、つまり、デッドラインを設けることです。当たり前のことですが、ダラダラとやってはいけません。限られた時間のなかで全力疾走し、時間内に終わらせるようにするのです。

 勉強でも仕事でも「この時間までにやる」「1時間でやる」と、決めてやるのです。私も仕事や勉強をするときには、タイムをはかるか、時間制限を設けるようにしています。

 ある会社では、利益を生むために社員に残業を課していましたが、社員も会社も疲弊してしまい、定時で仕事を終わらせるシステムに変更しました。結果は、残業をしていたときよりも定時で終わらせたほうがよかったそうです。これも、時間が短くなったぶん、集中して仕事をした成果といえます。

 近年、朝早く出勤して早めに仕事を終わらせることが省庁や企業で推奨されていますが、実際にはむしろ残業が増え、労働時間が長くなってしまっているのが現状のようです。どんなに朝型の生活が有効でも、時間を区切らないと人はダラダラと仕事をしてしまうのです。

力疾走する際には、ただ時間を制限するだけではなく、「目標」をしっかり持つことが大事です。試験勉強なら「赤点を取らない」、仕事なら「15時までにこの資料を作成する」など、はっきりとした具体的な目標を設定しましょう。目的意識があるかないかで、そこに向かう「真剣さ」が変わってきます。それは、結果をも大きく左右します。

 さらに、目標を達成するためには、あえてほかの予定を入れると効果的です。

 ほかの予定を入れず、勉強や仕事に集中すべきだと言う人もいますが、私は逆だと考えます。ほかにやることをたくさんつくったほうが効率は断然よくなります。自分を追い込むことによってパワーが生まれるからです。

 やらなくてはいけないことがあるときほど、遊びの予定を入れましょう。

 たとえば、「遊びの予定があるから勉強は明日に回す」のではなく、「遊びの予定があるから、その時間までに勉強を終わらせる」のです。そうすると、限られた時間のなかで頑張るため、時間の濃度がグッと濃くなります。そして、勉強をやり終えたとき、「達成感」と「解放感」が得られます。遊んでいる最中も、やり残したことがないので、よりいっそう楽しむことができます。その満足感から翌日も「また勉強を頑張ろう!」という気持ちになります。プラスのループが続くのです。

 このように、短い時間で全力疾走すれば、勉強も遊びも、100%のパワーで全力投球することができます

 「勉強するときは勉強し、遊ぶときは遊ぶ」の精神で、どちらも思い切り楽しんでください。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


ずるい勉強法

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「ずるい勉強法」

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