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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「デートは公園、趣味は貯金と節約」が当たり前!?
勤勉だけどネガティブな若手急増で漂う“職場の暗雲”

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第40回】 2011年3月14日
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 「仕事はきっちりこなせるのに、ネガティブな発言が多いんだよな…」

 あなたの周りにも将来に対する不安をやたら口にする、ネガティブな部下や後輩はいないでしょうか。もしいたとしたら、どのように対処しますか。「ネガティブな発言は慎むように」と注意しますか、それとも黙認しますか。

 育ってきた環境で将来に対する考え方が違ってくるのは、致し方ないことです。ただ、ネガティブな発言で職場が暗くなったり、雰囲気が悪くなるのはあまり良いことではありません。

 今回は、若手社員の間で急増するネガティブ発言の実態とその対処法について考えていきましょう。

「将来のため」に貯金する20代男性77.9%!
真面目だけど将来にネガティブな若手社員たち

 「最近の若手社員は、真面目で仕事をきっちりやってくれる」

 こう話してくれたのは、都内に本社を構える中堅人材派遣会社の人事部長。最近の若手社員は学ぶ意欲が高く、わからないことは積極的に勉強して対処する姿勢を持っており、先輩社員も見習うべきだと高く評価しています。

 そのなかでも特に、Kさん(26歳)の勤勉さは、先輩社員の間でも評判です。任された仕事は何があってもやり切る責任感があり、さらに後輩社員に対する指導も的確。人望も厚く、近いうちにリーダーとして部下育成に当たらせたい、と周囲の期待は高まるばかりです。

 「ただ、気になることがあるのだよね」

 そう指摘するのは、Kさんの上司であるBさん(42歳)。Bさんが気にしているのは、Kさんがことあるごとに不景気な話ばかりする点です。

 貯金残高がいくらだ、今年のボーナスの減額が大きい、将来は親の介護が心配だ、などといった話題をたびたび口にします。「年金はもらえないものと考えて貯金をしないといけない」というのがKさんの口癖です。ただ、こうした将来に対する不安を口にするのは、将来へ明るい見通しを持てない20代の特徴とも言えます。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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