2015年7月8、9日、日本・イスラエル航空当局間協議が開催され、週14便まで、最大1日に2便の運行枠が決定された。これで、韓国にはるかに後れをとっていた直行便就航に必要な条件が整った。日本からイスラエルへ代表自ら移住したインキュベーター、サムライインキュベートも現地での評価が高まっているという。2015年前半のイスラエルスタートアップエコシステムについてレポートする。
サムライインキュベートがイスラエルで初めての
デモデイを開催
サムライインキュベートのイスラエルオフィス開設イベントを本連載で報じたのはちょうど1年前。1年が経過し、2015年7月9日、「サムライハウスイスラエル」から徒歩15分程度のところにあるグーグルキャンパスイスラエルで、第1回サムライデモデイが開催された。
イスラエルで初めてとなるデモデイは、同社から投資を受けた15社が、ベンチャーキャピタル(以下VC)や投資家など150名の参加者向けにピッチし増資を募るイベントである。本イベントは、同社投資先の投資家とイスラエルのスタートアップを繋ぐミリオンタイムズ(Million Times)(寺田彼日CEO)が事務局を運営した。
参加したのは、以下15社。
観光ガイド自動化サービスYapQ社、投資家とスタートアップを繋ぐプラットフォームAniwo社、ソーシャルゲーミングプラットフォームを提供するWaterMelon社、写真共有サービスWaveit社、コミュニティ内の仮想通貨発行支援サービスZerobill Bank社、クーポン・ポイントサービス CouponRoller社、ハンズフリーのチャットサービスWonderVoice社、洋服の画像認識サービスTrendi Guru 社、プロトレーダーと投資家のマッチングサービス Wisefuture社、ファイルのサイバーセキュリティーサービスActifile 社、ペット向けショップと飼い主のマッチングサービス Dogiz 社、音楽で行動を促進させるサービスrighTune社、路上駐車できるスペースを予測するサービス ParkLife 社、テーマパークの口コミサービス ThemeGo社、アフィリエイトネットワークのCyberTiger社である。