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山崎元のマネー経済の歩き方

ネット証券と投資信託

山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
【第170回】 2011年3月29日
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 さる3月2日、ネット証券4社(SBI、カブドットコム、マネックス、楽天。五十音順)の社長が共同記者会見を開き、4社が投資信託販売で協力することを発表した。今後、合同で個人投資家向けのイベントを開く(7月2日、於両国国技館)ほか、共同のホームページを立ち上げて、個人投資家にネット証券を通じた投信への投資を呼びかける。

 4社はライバル関係にあり、時には委託売買手数料の引き下げ競争を行うなど、日頃仲がよいとは言いがたい関係だ。業界に詳しい人にとっては意外な合意だろう。

 問題は、ネット証券で投信に投資することの、対面窓口の利用と比較した際の「顧客にとっての」メリット、デメリットだ。

 以下の検討はなるべく公平に行うつもりだが、筆者はネット証券に勤務しているので、判断に偏りがある可能性があることをご注意申し上げておく。最終的には、読者ご自身で判断されたい。

 対面窓口での投信購入との比較でポイントの一つは、販売側の「人間」が介在することの得失だ。

 人が相手をしてくれる場合、投信商品の内容だけでなく、運用のプランニングなどについても、質問や相談をしやすい。また、人に相手をしてもらうと、心理的に満足だったり、安心したりする場合がある。これが、対面販売の窓口を利用して投信に投資することの最大のメリットだろう。

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山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]

58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。


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