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街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

墨田区の商店街――東京スカイツリー効果をもっと身近にする「商店街を結ぶ糸」

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第15回】 2011年3月30日
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 3月1日、東京スカイツリーが600mを超え、自立式電波塔としては世界一の高さになった。空を見上げる観光客が押し寄せる、今東京で一番旬なスポットだ。

 もともと墨田区は東京でも有数の観光地で、四季折々の名所も多い。夏は隅田川の花火、秋は向島百花園の萩のトンネル、師走の14日には本所吉良邸への赤穂浪士討ち入りに因む義士祭、そして春は墨堤の桜――。花だよりに誘われて、墨田区の商店街探訪に出かけよう。

販売効率の伸び率は23区中1位!
墨田区の専門店の頼もしい成長力

 商店街の数は中央区に次いで少ない墨田区だが、専門店の集積は決して低くない。面積1k㎡当たりの専門店数は8位、人口1人当たりの専門店販売額は9位となる。

 墨田区の専門店パワーをより強く物語るのは、5年前と比べた増加率だ。専門店数の増加率は3位、専門店販売額の増加率は2位、人口1人当たりの専門店販売額の増加率は1位である。専門店の販売効率(売場面積当たりの販売額)の伸び率も、23区で一番高い。

 5年前と比べた人口1人当たりの販売額の増加率をもう少し詳しく見ると、23区の専門店の平均が3%減、墨田区の全小売店舗の平均が12%減。これに対して、墨田区の専門店は35%の大幅増を示す。何とも頼もしい成長力である。

食料品専門店は、オーバーストアと
食品スーパー大攻勢の「二重苦」に

 では、商店街の主力業種である食料品専門店はどうだろうか。面積1k㎡当たりの店舗数は5位と高い。人口1人当たりの販売額は11位で「中の上」というところ。5年前と比べた人口1人当たりの販売額の増加率は11%増の10位。専門店全体と比べれば見劣りはするものの、23区平均の8%を上回っているから、まずまず合格圏内に入る。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

世は空前の「街歩き」ブーム。老若男女を問わず街歩きの人気スポットとなっているのが、古きよき時代の風情が漂う商店街だ。世界一の都市圏である東京と、その中心となる23区。それぞれの区の「区民性」も異なれば、そこに根付く商店街にも、それぞれ別の「顔」がある。そんな商店街のなかには、廃れるどころか新しい時代のニーズを採り込み続け、絶えず進化し続けているものも少なくない。本特集では、その区に住む人、その区を訪れる人を惹きつけて止まない商店街にスポットを当てて、そのパワーと魅力について、区や商店街に関連したデータと共に紹介する。東京の街歩きを楽し見たい人は、必見!

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