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[緊急提言]真夏の計画停電を回避する方法
【第3回】 2011年4月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
古市勝久 [株式会社購買戦略研究所 代表取締役]

「サマータイムよりも昼休み2時間」が、
夏場のピーク時電力削減に大きな効果を上げる理由

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エアコンの設定温度を上げろは、
真夏に本当に効果があるのか?

 4月8日、官邸で開催された電力需給緊急対策本部において経済産業省は、『夏期節電対策の具体例』として大口・小口需要家ならびに家庭での節電対策の具体例を提示した。

 今連載のテーマである企業(とくにオフィス)の節電に関する対策を見ると、

  • ●空調温度の引き上げ(目安温度の設定)
  • ●照明の削減
  • ●OA機器の使用削減 etc.

 となっている。

 これらは東京電力のCMでも見られる内容だが、効率的かつ効果的に電力需要を抑制する対策としては、残念ながら、少々的外れのものが多い。

 繰り返しになるが、何度でも言う。

 今夏の節電の最重要ポイントは「ピーク時の電力需要を抑える」ことだ。この発想なくして計画停電を回避する大規模節電はなし得ない。

 前回、企業の節電対策はエアコン・空調に的を絞って実施すべきだと申し上げた。エアコンに関する経産省の具体策を見ると、『空調温度の引き上げ(目安温度の設定)』とある。

 しかし、これも基本的な発想がまるっきり欠如している。この表現のあいまいさが誤解を呼ぶ恐れもある。

 重要なのは「どうすればピーク時電力を抑えられるか」だ。

 たとえば経産省の対策を見て、「わが社では、この夏の就業時間中、朝から晩までずーっとエアコンの設定温度は30度にします」という対策をとったとしよう。残念ながら、この方針は皆に苦労を強いる割には、あまり効果がないと言える。

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    古市勝久 [株式会社購買戦略研究所 代表取締役]

    2000年よりMBAにてB2B(企業間電子商取引)市場を研究。
    同時にソフトバンクグループにてe-Marketplace、電子商社、企業間受発注システムの導入コンサルティング等を経て電子入札サービスのビジネスモデルを構築する。
    2005年に早稲田大学IT戦略研究所と連携し、独立系の購買コンサルティング会社として「株式会社購買戦略研究所」を設立。
    現在まで、大手小売業を中心に約400社のエネルギーコストを含めた購買改革のプロジェクトを手がけている、国内随一の購買コンサルタント。
    販促、建築、物流、など7つの部署別コンサルティング部門を持ち、電力などエネルギーコスト関連を含めた削減対象品目は150以上に及ぶ。

    株式会社購買戦略研究所
    http://www.psic.jp


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    今夏、制御不能な大規模停電を防ぎ、計画停電を回避するために企業は何ができるのか、何をすべきなのか。意外と知られていない電力需給の基礎的な事実について、しっかりと、かつ繰り返し述べるとともに、筆者の専門分野でもある「エネルギーコスト削減」という見地から、「今、すべきこと」について緊急提言する。

    「[緊急提言]真夏の計画停電を回避する方法」

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