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あきらめるな! 震災二日目から被災地に入った元暴走族社長の支援日誌
【第3回】 2011年4月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
加藤秀視 [Japan元気塾塾長]

大きな避難所には物資もテレビ取材も入るが、
過疎地そして、風評被害に苦しむいわき市は!?

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東日本大震災から10日、大きな避難所には物資やボランティア、テレビ取材クルーなどが入るが、街の中心から離れ支援の届かない場所がある。その一つ、陸前高田市の的場地区へ。その後、原発の風評被害で物資が配送されない、いわき市へ。行政と連携する支援活動報告。

■3.21
  宮城県石巻市からNHK「ラジオビタミン」に中継で出演。大きい避難所には食料、物資などが届いているが、車の入りにくいところなど、支援の届いていない場所がまだまだあることを話す。現場の様子が少しでも伝わっただろうか。

 小学6年生と3年生の兄弟が食べ物を探して壊滅状態の埃まみれの石巻の町を歩いていた。両親は助からなかったらしい……同情することより、彼らの食べ物の確保と彼らを保護することに専念した。それでも二人は両親と過ごした家に帰ろうとする。つらい呟きだ。

 家が倒壊した被災者の方々は、車庫やわずかに残った家の片隅で生活している。少しでも自宅にスペースを見つけられたら、あえて避難所に行かない人が多い……みんな自分の家を捨てたくないんだよな。

 湊小学校での本日の炊き出しは中止。他の団体の方が炊き出しを始めるということなので任せてきた。大きい避難所は道路も比較的に整備され入りやすいので、テレビで放映されたり、ボランティア団体も入ったりするが、そうじゃない地域が山ほどある。安否がわからない過疎地、水が引かず孤立してる集落、物資調達が不可能な地域、そういうところで人の命をつなぐ活動が少しでもできれば……。

 ツイッターに、陸前高田市に避難所から遠く孤立した地域があると情報が入る。確認したところ、500人ほどが1週間ほどほとんど食べておらず、ガソリンもゼロで家を出られないとのこと、物資を届けに向かう。だが、石巻から陸前高田に行く道路が土砂崩れで閉鎖、「さてどうしよ?」とツイートするとルート情報のリツイートが!「有り難うぉーす!」

 「陸前高田の的場地区に物資の引渡し完了しました。実際は200人ぐらいの集落でしたが、かなりの過疎地。1日1食たべられればいいほうだったようです。昨日から電気も通ったらしく、全員元気でしたよ。……帰りに陸前高田の避難場所、高田一中の本部に寄って過疎地の現状と食料不足を伝えてきました。……今日の会議で議題にあげてくれるとの約束をもらえました。でわ」(2011.3.21 20:57のツイート)

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加藤秀視 [Japan元気塾塾長]

1976年生まれ、栃木県出身。株式会社創栄Group代表取締役、株式会社新明建設会長。
Japan元気塾塾長。青年版国民栄誉賞「人間力大賞」準グランプリ、文部科学大臣・衆議院議長奨励賞受賞。

父親の度重なる虐待を受け少年期を養護施設で過ごした。家庭の寂しさから荒れ、小学生のころからくわえタバコで学校に通い、中学校はバイクで通い暴走族に入る。高校を中退し暴走族のトップから裏社会へ。
22歳のとき、2度目の逮捕をきっかけに起業、その後、友人の死を機に裏社会と決別。
起業家として独自の経営スタイルを持ち、人材育成、青少年の更生活動に情熱を注ぎ、230名を超える若者、親子ともに更生の道へ導いている。その異端児ぶりは国内だけに留まらず、海外からも注目され、講演やメディアに出演の依頼が絶えない。2011年初めに高卒資格をとり、4月から法政大学大学院に在籍。犯罪心理学、政策創造学を専攻。著書に『「親のようにならない」が夢だった』、『だから、自分をあきらめるな!』(いずれもダイヤモンド社)がある。

 


あきらめるな! 震災二日目から被災地に入った元暴走族社長の支援日誌

ツイッターを駆使し、最も必要とされているものを、最も必要としている人々へ届ける!
行動派社会起業家の東日本大震災体当たり支援レポート。
3.11から約1ヵ月間にわたる支援活動の記録を日誌形式で紹介する。

「あきらめるな! 震災二日目から被災地に入った元暴走族社長の支援日誌」

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