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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

ごくわずかの例外を除き
原則と手順を理解していれば
問題は実務的に解決できる

上田惇生
【第245回】 2011年6月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社刊
1890円(税込)

 「成果をあげるには意思決定の数を多くしてはならない。重要な意思決定に集中しなければならない」(ドラッカー名著集(1)『経営者の条件』)

 ドラッカーは、問題の根本を理解して意思決定をしなければならないという。不変のものを見なければならない。

 したがって、決定の早さを重視してはならない。あまりに多くを操ることは、思考の不十分さを表す。まず初めに、何についての決定であり、何を満足させるための決定かを考える必要がある。

 基本を理解して決定すべきものと、個々の事情に基づいて決定すべきものとを峻別しなければならない。さらに、基本的な問題か例外的な問題か、何度も起こることか、個別に対処しなければならないことかを問わなければならない。

 真に例外的な問題は少ない。問題のほとんどは、誰かがどこかで出会っている。あるいは、まだわからない何か新しいことの最初の現れかもしれない。

 真に例外的なごくわずかの問題を除き、あらゆる問題が、基本の理解に基づいた解決策を必要とする。原則と手順による解決を必要とする。一度正しい原則を得たならば、同じ状況から発する問題は、すべて実務的に処理できる。

 「圧倒的に多く見られる間違いは、一般的な状況を特殊な問題の連続として見ることである。一般的な状況としての理解を欠き、したがって解決についての原則を欠くために、現場対応的に処理することである。結果は常に失敗と不毛である」(『経営者の条件』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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