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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

「タダ乗りを防ぐオフィス」は本当につくれるか?
スティーブ・ジョブズに学ぶ“連帯”を生み出す仕掛け

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第31回】 2011年6月22日
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タダ乗り問題を解決して新しい知識を創造
そんな理想の職場を本当につくれるのか?

 この1年ほど、いくつかの産学共同研究会に参加させていただいているが、そこでの研究課題として最近採り上げられるのが、「タダ乗りを防ぎ、コミュニケーションを促進し、知的創造力を発揮できるオフィスは可能か?」という問題だ。

 現時点での結論は、「可能かもしれないが、やってみないとわからない」というところだ。

 世界各地にある会社の個性的なオフィスや最近の日本企業の取り組みなど、最先端のオフィス事情を見ると、私たちがこのコラムで指摘しているフリーライダー問題を防ぐようデザインされていることがよくわかる。

 もちろん、設計担当者やスタッフは、フリーライダー問題を明確に意識しているわけではない。しかし、社員にとって価値の高いオフィスを作ろうとすると、必然的にタダ乗りするモチベーションを取り去るようなオフィスを志向することになる。

 そのいくつかの例を見てみよう。

 ピクサー・アニメーション・スタジオは、「トイ・ストーリー」シリーズをはじめとする大ヒットCGアニメーションを数多く送り出しており、その全てがオリジナルストーリーという、世界でもトップクラスの創造性を発揮している会社だ。

 この会社は、そもそもジョージ・ルーカスの傘下の会社の中で、CGアニメーションを担当する部門を、アップル創業者であるスティーブ・ジョブズが買い取って発足した。

 ディズニー社と契約を結んでヒット作を次々と出したが、ディズニーの経営手法と相容れず、契約終了後は独自路線を行くはずだった。しかし、急転直下ディズニーに買い取られ、現在は子会社として活動している。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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