ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
脳疲労が消える最高の休息法
【第10回】 2017年5月31日
著者・コラム紹介バックナンバー
久賀谷 亮

記憶、感情調整、メタ認知…8つの脳部位を変える習慣

1
nextpage

睡眠、美容、子育て、集中力、ダイエット、禁煙、老化……など、幅広い有効性が認められているマインドフルネス。これを日本で最も広めたベストセラー『最高の休息法』に「医師監修の特別音源CD」を付属した実践編が登場した。その名も『脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]』――。その一部をご紹介しよう。

世界のエリートたちのあいだで爆発的に流行

マインドフルネスは、しばらく前から世界中で爆発的に広がっています。とくにアメリカでは、数年前に一大ブームとなって以来、有名な起業家や経営者、アスリート、アーティストなどにも、実践者が広がっているようです。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズが、熱心な瞑想家だったことはよく知られていますが、それ以外にも、エヴァン・ウィリアムズ(ツイッターなどの創業者)、マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコム会長兼CEO)、ジェフ・ウェイナー(リンクトインCEO)などもマインドフルネスの実践者だといいます。

また、男子テニス世界ランキング1位だったノバク・ジョコビッチは「私にとっては肉体的なトレーニングと同じくらい大切なもの」とマインドフルネスについて語っていますし*01、リオ五輪で歴代最多23個の金メダルを獲得した水泳のマイケル・フェルプス、バスケットボール界の神様と呼ばれるマイケル・ジョーダン、ハリウッド女優のエマ・ワトソンまで、幅広い業界の有名人たちにも浸透しています。

さらに、一部の個人だけでなく、職場や学校、地域レベルでの導入もはじまっています。
企業の取り組みで最も有名なのはグーグルでしょう。同社にはSIY(Search Inside Yourself:「あなたの内側を検索しよう」の意)というマインドフルネスの社内研修プログラムがあり、その効果が実証されています*02。

そのほか、フェイスブック、アップル、ゴールドマン・サックス(投資銀行)、シスコ(ネットワーク機器最大手)、パタゴニア(アウトドアウェア製造・販売)など、大企業の事例には事欠きません。
米国の医療保険大手エトナでは、全社でマインドフルネスを導入した結果、社員のストレスが3分の1になったそうです。さらに、従業員の医療費が大幅に減り、1人あたりの生産性が年間約3000ドルも高まったというから驚きです*03。

何よりも実利を重視しそうなアメリカ人、しかも、本当に役立つものにしか手を出さないはずのエリートたちが、なぜここまで瞑想にのめり込んでいるのか?

その理由は簡単です。

彼らは脳を休めることの大切さをわかっていて、同時に、マインドフルネスこそが「最高の休息法」だと実感するだけの恩恵を得ているからです。

*01 Djokovic, Novak. (2014) Serve To Win: The 14-Day Gluten-free Plan for Physical and Mental Excellence. Corgi.(邦訳『ジョコビッチの生まれ変わる食事』タカ大丸[訳],三五館)
*02 Tan, Chade-Meng. (2012) Search Inside Yourself. Harper Collins USA.(邦訳『サーチ・インサイド・ユアセルフ』柴田裕之[訳],英治出版)
*03 Gelles, David. (2015) “At Aetna, a C.E.O.,s Management by Mantra.” The New York Times: http://www.nytimes.com/2015/03/01/business/at-aetna-a-ceos-management-by-mantra.html.
1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
  • ダイヤモンド・オンライン 関連記事
    お金のウソ

    お金のウソ

    中野晴啓 著

    定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2017年7月

    <内容紹介>
    誰も教えてくれなかった「お金の真実」!親の言うことを聞いているとお金が減る。 20代、30代がこれから生き抜くための本当に必要で最低限の知識。 成長なき「成熟経済」の時代に、お金を着実にふやして、守り、安心を手に入れるには、 預金、保険、銀行、投資…お金をふやすには、どうつきあうのが正解?

    本を購入する
    ダイヤモンド社の電子書籍

    (POSデータ調べ、8/6~8/12)



    久賀谷 亮(くがや・あきら)

    医師(日・米医師免許)/医学博士
    イェール大学医学部精神神経科卒業。
    アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。
    日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、
    イェール大学で先端脳科学研究に携わり、
    臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。
    そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。

    2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。
    同院長として、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、
    最先端の治療を取り入れた診療を展開中。
    臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。

    脳科学や薬物療法の研究分野では、
    2年連続で「Lustman Award」(イェール大学精神医学関連の学術賞)、
    「NARSAD Young Investigator Grant」(神経生物学の優秀若手研究者向け賞)を受賞。
    主著・共著合わせて50以上の論文があるほか、学会発表も多数。趣味はトライアスロン。


    脳疲労が消える最高の休息法

    【大反響!シリーズ20万部突破!!】いちばん売れてるマインドフルネス本に「CDブック」が登場!! 「世界一受けたい授業」に出演した米国医師が監修した「特別音源」を聞くだけで、脳の疲れが消えていく……スポーツ界・芸能界でも実践者続々!! 睡眠・美容・子育て・勉強・ダイエット・運動・老い…あらゆる面で効果を実感する、最強の科学的メソッド!

    「脳疲労が消える最高の休息法」

    ⇒バックナンバー一覧