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経営請負人の時代

元マイクロソフト日本法人代表が明かす
時代に求められる成功者の前提条件とは?
――株式会社インスパイア創業者・成毛眞氏【前編】

南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]
【第8回・前編】 2011年9月27日
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30代でマイクロソフト日本法人の代表取締役社長をつとめた稀代の実業家、成毛眞氏。歴史に残る「ウィンドウズ95」を成功に導いた同氏は、ビル・ゲイツなど歴史に残る成功者と絶えず渡り合ってきた。その成毛氏が「日本人の9割に英語はいらない」と話す理由は何なのか?時代が求める本当の成功者の“前提条件”に迫る。

日本人の9割の人は、
英語を使うことで幸せを逃している

なるけ・まこと
株式会社アスキーを経て、マイクロソフト株式会社(現:日本マイクロソフト株式会社)設立と同時に参画。2000年、投資コンサルティング会社株式会社インスパイアを創業し代表取締役社長に就任。2008年より同社取締役ファウンダーに就任。現在、スルガ銀行株式会社、株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの社外取締役や、様々なベンチャー企業の取締役・顧問などを兼職。早稲田大学客員教授も務める。

南 超がつくほどの読書家で著書多数の成毛さんの新刊は、「日本人の9割に英語はいらない」。タイトルが刺激的です。この本のタイトルの真意について教えてください。

成毛 英会話の勉強に時間とお金を投資することは、はっきり言って無駄です。ビジネスシーンで英語を使うのは日本人の1割程度です。1割はバイリンガルになるべきです。残りの9割の人は、英会話学校で準備する時間があるなら、自分の好きなことや得意なことを追求するための学びの時間にしてほしいです。本当の学問の喜びを知らないまま人生を終えるのは、あまりにももったいない。大人の時間は、子どもの時間以上に貴重です。

南 なるほど。とはいっても、これからはビジネス英語の必要性がさらに高まるように見えますが?

成毛 ビジネス英語となればハードルが下がりますよ。多くの人が特殊な訓練が必要だと思っていますが、実際のビジネスシーンでは誤解を防ぐために、ネイティブスピーカーは気をつかい、会話ならわかるまで何度でも言い換えてくれるし、メールなら簡潔に書いてくれます。私がマイクロソフト日本法人にいた時もそうでしたが、半年もすればそれなりに使えるようになりますよ。

 年配のサラリーマンが海外赴任して、半年でペラペラになって帰ってくるでしょう?ああいうことです。行くまで習わなくていいし、行ったら必要に迫られて身につくものです。

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南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事。その後、香港・PCCWグループの日本支社の立ち上げに参画。幼少期より興味があったスポーツビジネスに携わるべく、2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなる。チーム運営や各事業の立ち上げサポート後、GM補佐、ファン・エンターテイメント部長などを歴任し、初年度から黒字化成功に貢献。 2007年、株式会社ビズリーチを設立し、代表取締役に就任。日本初の個人課金型・転職サイト「ビズリーチ」を運営。2010年、プレミアム・アウトレットをイメージしたECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始。2012年、ビズリーチのアジア版「RegionUP(リージョンアップ)」をオープン、2013年2月、IT・Webエンジニアのためのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をオープン。著書に『ともに戦える「仲間」のつくり方』『絶対ブレない「軸」のつくり方』(ともにダイヤモンド社)がある。

 


経営請負人の時代

「経営のプロ」として、社外から登用される社長や役員。彼らの経営哲学、プロフェッショナルなビジネスパーソンになるための秘訣、自身の市場価値を高めるキャリアの磨きかた、若きビジネスパーソンへのメッセージなどを語ってもらうインタビューシリーズです。聞き手は、平均年収1000万円以上レベルの人材と企業をマッチングする会員制転職サイト「ビズリーチ」代表の南壮一郎。

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