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発想トレーニングの辞典、『アイデア・バイブル』
【第3回】 2012年2月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
マイケル・マハルコ,加藤昌治,齊藤 勇

ウサギをアヒルに変えるには?
「SCAMPER」発想法で選択肢を増やす

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前回は無意識のうちに決めつけている「思い込み」の枠をはずす「前提逆転」発想法を紹介した。今回はアレックス・オズボーンによって提案された発想法の定番、「SCAMPER」による発想トレーニングを紹介しよう。既存のものに手を加えて新しいアイデアに作り換えていく手法だ。

「代替」による発想法

 既成の事物に「手を入れる」ことも、1つの創造性だ。想像力がもう一つ出てこないときは“ありもの”に手を加え、新しいアイデアに作り換えてみるといい。すべての新しいアイデアとは、すでにあるものに何かを付け足したり、修正を加えたりしたものだからだ。

 図を見て、このウサギをアヒルに変えることができるだろうか?

 ウサギの目を中心に据えて、反時計回りに90度回転させると、突如アヒルが現れる。こんなふうに、すでにあるアイデアにちょっと手を加えるだけで、新しいアイデアを作り出すことができる。

 新しいアイデアは、さらに新しいアイデアに作り換えることができる。最初のアイデアに縛られると、想像力は限定されてしまう。よいアイデアを手に入れる最善の方策は、できるだけたくさんの選択肢を展開すること。1つの視点は、あらゆる可能性の1つにすぎない。

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    マイケル・マハルコ(Michael Michalko)
    世界的に有名な創造性開発の専門家。ドイツの研究所で独創的思考法を収集・研究。米軍在籍時にはNATOの情報専門家チームを率いて数多くの解決策をもたらした。退役後はCIAと契約、創造的思考法の教育に携わるほか、個人から大企業までを対象にワークショップやセミナーを提供している。
     

    加藤昌治(かとう・まさはる)
    大手広告会社勤務。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(阪急コミュニケーションズ、2003年)、『アイデア会議』(大和書房、2006年)、『アイデアパーソン入門』(講談社、2009年)がある。
     

    齊藤勇(さいとう・いさむ)
    立正大学心理学部対人社会心理学科教授。文学博士。専門は対人心理学。テレビなどマスコミで活躍、心理ゲームを広める。著書『心理分析ができる本』(三笠書房)、『恋愛心理学』『外見心理学』(以上、ナツメ社)など多数。
     


    発想トレーニングの辞典、『アイデア・バイブル』

    創造性は誰もが生来持っているもの。難しく考えることはない。NATOやCIAで創造性開発を担い、企業でもセミナーなどで発想トレーニングを提供するマイケル・マハルコ氏。ベストセラー『考具』著者・加藤昌治氏が若かりし頃「辞書のように引きまくり、メモを書き込んだ」というマハルコの著書『アイデアのおもちゃ箱』が増補改訂、『アイデア・バイブル』として発刊されたのを機に、発想トレーニングのエッセンスを紹介する。

    「発想トレーニングの辞典、『アイデア・バイブル』」

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