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「引きこもり」するオトナたち

骨のゆがみを直せば心も軽くなる!?
引きこもる息子を回復させた体のメンテナンス法

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第105回】

 自分の身体を客観的に見て「体を整える」やり方で、引きこもっていた2人の息子を回復させた母親がいる。東京都に住む山本光代さんだ。

 「引きこもりは、気力だけではどうにも解決できない」

 こう明かす山本さんは、引きこもっていた長男と次男の筋力が衰えていたため、母親自らが懸命に体のメンテナンスをすることによって、回復を手助けしたという。

 大きな悩みがあるときに、ドキドキして呼吸が浅くなる経験をした人も多いに違いない。しかし、体の仕組みから考えていくと、それは病気ではないと山本さんはいう。

 「感情がトラウマだったとすると、その記憶を思い出すと、体に出てくるんです。自分の体に感じたものは、心ではなくて、体が覚えているんですね。だから、体が一緒に反応してくるということは、体を治さなければいけない」

教師を辞めてカイロプラクティックの道へ
長男は見事大学卒業、次男は専門学校に

 山本さんは2年間、カイロプラクティックの学校で勉強。2005年、東京メトロ丸の内線南阿佐ヶ谷駅近くに「324カイロプラクティックオフィス」を開業した。

 カイロプラクティックとは、100年ほど前に米国で発祥した骨格を矯正する療法で、解剖学や神経学に基づいた手の技。筋肉の硬い日本人向けには、まず筋肉をほぐしてから、骨格のゆがみや肩こり、腰痛などを整えていく。

 この療法を学び、実践したことによって、山本さんの長男は、大学を卒業し、国家資格の取得に向けて勉強している。また、次男も自力で高校認定を取得。ITの専門学校にも入学し、就職活動をしているという。

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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