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オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

かわいい子と食べるごはんはなぜおいしいか

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第2回】 2012年6月11日
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 「かわいい子と食べるごはんはおいしく感じるんだよね」

 そう男性が言い放ったとき、同席していたほとんどの女性の反感をかっていたが、個人的には「なるほど」と納得したことがあった。

 少なくとも、上司に嫌味を言われながら食べる食事より、好きな人と食べる食事の方がおいしく感じるし、デスクでパソコン作業をしながら食べるおにぎりと、山のてっぺんで食べるおにぎりは、まったくの別物に思える。派手な外食が続いた後の、ひとりで食べる納豆ご飯とおみそ汁は、星付きのお店に勝る気すらする。このように、味覚というものは、環境や気持ち、コンディションによって左右されるものではないだろうか。

 何かしらの理由があって、食生活を変えていこう、と思うとき、私たちはついつい食べる“もの”に注目をしてしまいがちだ。食べる自分の“状態”に目を向けている人は非常に少ない。

 しかし、本当は、同じものをいただいたとしても、心の在り方ひとつで、その消化吸収には違いが生まれる。リラックスしたり、楽しいな、と思う気持ちでいただくと、体の中では副交感神経が優位になり、消化吸収がスムーズにいく。それによって、より栄養を吸収できたり、きちんと消化することで、結果として、脂肪をためこみにくい体になったりするのだ。

 そうはいっても、体の中の消化吸収具合なんて見えないから、実感としてわかりにくいだろう。そんなときこそ「おいしく感じるかどうか」ということがひとつの指標になる。「おいしいもの=高カロリーで体に悪い」、「体に良い食事=おいしくない」なんて言われることもあるが、食べたことによって心が満たされ、あなたを笑顔にするごはんならば、最高だ。

大好きなラーメンをやめなくても
食生活は改善できる

 連載2回目にして、いまさらながらに自己紹介をさせていただくと、私は、“栄養士”という職業を冠に、“食事カウンセラー”として仕事をしている。心療内科併設の研究所で食事カウンセリングをしているというバックボーンもあるが、食生活を改善するためには、できるだけ個々のクライアントの笑顔を生かす指針を目指している。そうでなければ行動変容に結び付く確率がゼロに等しく、心の面を無視することは決してできない。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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