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ヤフオクと米イーベイが提携。成否を握る“仲介会社”

週刊ダイヤモンド編集部
2007年12月14日
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 ヤフーとeBay(イーベイ)、日米のインターネットオークション最大手同士が、相互に出品商品を流通させることで提携した。

 両社は12月4日、世界で常時1億点の商品を扱うイーベイの出品情報を日本市場向けに再編集した「セカイモン」を国内に開設。ヤフーオークション(ヤフオク)のユーザーは、ヤフーのIDを使って、この“疑似イーベイ”で取引できるようになった(ただし、サプリメントなど国際取引が規制されている約3割の商品は対象外)。

 当面、セカイモンはヤフーの外に置くが、2008年3月末までにはヤフオク内部に取り込まれる予定。そうなると、常時1500万点を超えるヤフオク国内出品に、イーベイの数千万点の出品が加わることになる。さらに2008年内をメドに、イーベイ内にヤフオクの購買代行サイトをオープンする。こうして約1年かけて、日米相互にオークション商品が流通する市場を構築する予定という。

 ヤフオクのユーザーは660万人で、昨年度の年間取扱高は7127億円。イーベイは全世界38ヵ国で2億4800万人のユーザーを抱え、年間取扱高は520億ドル(約5兆7400億円)。今回の提携が世界のオークション市場に与える影響は計り知れない。

 これまで個人売買であるネットオークションは、言語の壁はもちろん、決済や通関、配送などの問題があり、国際取引がなかなか進まなかった。

 今回の提携のポイントは、セカイモンという「購買代行サイト」を中間に咬ませたところにある。「代行サイトという仲介のプロがあいだに入ることで、米国からモノを買うといっても、トラブルの可能性は米国内で買い物をするのに準じるレベルに抑えられる」(井上雅博・ヤフー社長)。

 セカイモンを受託運営しているのはネット通販大手のネットプライスドットコム。同社は、通関業務からユーザー同士のメール連絡の翻訳まで、各種仲介業務をすべて請け負う。商品点数が膨大なため、個人出品者の書いた説明文は機械翻訳で自動化せざるをえず、奇っ怪な日本語訳がそのまま掲載されているのはご愛敬。ユーザーが代行サイトに払う手数料は「商品価格の15%程度」(佐藤輝英・ネットプライス社長)という。

 日米両社の実力は折り紙付きなだけに、国際個人取引での信頼性を維持し、提携を成功させられるかは、この仲介会社にかかっているのである。
(『週刊ダイヤモンド』副編集長 深澤 献)

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