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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【ジョン・コルトレーン「バラード」】
超絶技巧を持つジャズの巨人が奏でる
歌心溢れるラブソング集

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第39回】 2012年8月2日
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 地球上には無数の音が溢れています。心が洗われるような音もあれば、耳を塞ぎたくなるような音もあります。

 そんな無数の音の中から、綺麗な音色で音程をコントロールし、リズムに乗ることで音楽が生まれました。より良い音楽のために、より安定的で正確な音を出す楽器が生まれました。最新の科学技術のチカラで既存の楽器は改良され、新しい楽器も誕生し現代に至っています。

 さて、ここで質問ですが、最高の楽器は何だと思いますか?

 もちろん、森羅万象の全てに人々の好みがあるので、これが絶対というものは多分ないでしょう。でも最高の楽器は、人間の声です。

 声こそ、音程もヴィブラートも強弱も思いのままで、言葉も表現できます。美しい旋律に乗った言葉のチカラは圧倒的です。声こそがそれを可能にします。声にまさる楽器はありません。

 では、次の質問です。声こそ最高の楽器だとしたら、その声に最も近い楽器は何だと思いますか?

 サキソフォーンです。特に、男性の声域とほぼ同じ音域にあるテナーサックスは、ほとんど声のような楽器と言えます。

 と、言うわけで、今週の音盤は、ジョン・コルトレーンの「バラード」〔写真〕です。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


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ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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