「婚迷時代」の男たち
【第19回】 2009年7月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
西川敦子 [フリーライター]

毎夜盛り上がる「婚活バー」に潜入!
玉石混交の婚活業界の見極め方

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 金曜日の午後8時過ぎ。東京・港区の六本木シングルズバー「GREEN」には三々五々と客が集まり、ほぼ満席状態となっていた。

 独身の男女がお酒を飲みつつ会話を楽しむ婚活バーGREEN。マスコミやドラマでも数多く取り上げられ、一躍話題を集めている。

 実際に取材に行ってみて驚いたのは、ごくごくふつうの女性が多いこと。六本木という土地柄、水商売関係の女性が大半では、と思ったりもしたのだが、少なくともこの時間、そうした雰囲気の客は皆無だ。ほとんどは年の頃30歳前後。2、3人の友人と連れ立って来店する人が多い。ちょっぴりおめかししてきました、という感じの清楚なワンピース姿。控えめなメイクに好感が持てる。

 一方、男性のほうはひとりで訪れる客が少なくない。手慣れた様子で受付をすませ、グラス片手に文庫本を広げている男性もいる。ガツガツせず、クールに余裕感をアピールするのが、モテテクニックなのかもしれない。かと思えば、男性2人連れでやってきて上司の噂話でワハハと盛り上がっているサラリーマンも。初めてのことでどうしていいかわからず、「とりあえず居酒屋と同じノリで行こう!」と思っている様子。

 エントランスチャージは男性が3150円、女性は無料。テーブルチャージは男女ともに3150円だ。ただし、男女が同席した場合、女性の料金は男性が支払うことになる。この場合、料金はチャージ料とサービス料で1万1340円。それに飲み物代が加算される。それぞれ3、4杯ずつ飲むと、支払の合計は1万5000円前後になる計算だ。

 初回の来店時には、名刺と身分証明書の提出・提示が求められる。このとき、同時にアンケート用紙に記入。自身の会社名や業種、住所のほか、好みの異性の年代や職業、容姿、それにNG項目などに回答する。

 入店したら、まずは案内された席へ。周囲に気に入った相手がいれば、スタッフに引き合わせてもらう。相手をチェンジしたい場合は、トイレに立ったときそっとスタッフに耳打ち。頃合いを見計らい、「お2人とも、そろそろほかのお相手といかがですか」などと、自然にパートナーを交替してくれるという。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


「婚迷時代」の男たち

仁義なき最新の婚活事情から、結婚をビジネスにする企業、結婚生活や離婚の実態までを徹底取材。「結婚」という2文字に翻弄される男たちの姿を追う。はたして「結婚」は男を幸せにするのか――。

「「婚迷時代」の男たち」

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