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シュリンク業界で生き残れるか?~構造不況の迷宮で再起を図る人々 吉田典史

【新連載】
ピーク時700万円あった年収が100万円台へ激減!
少女ホラー漫画家が明かす生活保護より悲惨な日常

――『怪奇カエル姫』著者・神田森莉さんのケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第1回】 2012年9月4日
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「働いてもちっとも楽にならない」
あなたの仕事はシュリンクしていないか

 「働いても働いても、生活が楽にならない」

 それは気のせいではない。日本の多くの業界は今、先が見えない「構造不況」の暗闇の中にいる。

 「失われた20年」と呼ばれる景気停滞が続き、ここ数年はリーマンショック後の消費低迷、欧州危機に端を発する深刻な円高などにより、多くの企業は業績不振に陥っている。苦境に輪をかけるのが、グローバル化や規制緩和による競争の激化だ。

 市場が早いスピードでシュリンク(萎縮)する一方、生き残り競争は熾烈になっていく。将来的には、少子化や人口減少により、この傾向はさらに強まるだろう。もはや、景気循環だけによる苦境ではない。構造的な「負のループ」が始まっているなか、事業モデルの転換が求められている。

 シュリンクする業界で働く人々にとって、業績アップ、収入増、労働環境の改善などを目指すことは難しい。このまま構造不況が続けば、会社員ならリストラ、個人事業主なら廃業の憂き目に遭いかねない。

 そんななかでも、他人と違うアイディアを考案したり、誰も気づいていないビジネスを見出すことで、必死に生き延びようとする人はいる。「経済環境が悪いから、どうにもならない」「会社が悪い、上司がダメだ」と身の不遇を嘆くだけでは、沈んでいく一方だ。

 この連載では、シュリンク業界で絶望し、起死回生を図るビジネスマンや個人事業主の生の姿を描くことを通じて、私たちがビジネスで心得るべきヒントや教訓を考えていく。

 あなたは、生き残ることができるか。

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


シュリンク業界で生き残れるか?~構造不況の迷宮で再起を図る人々 吉田典史

「働いても働いても、生活が楽にならない」。それは気のせいではない。日本の多くの業界は今、先が見えない「構造不況」の暗闇の中にいる。シュリンクする業界で働く人々にとって、業績アップ、収入増、労働環境の改善などを目指すことは難しい。しかし、そんななかでも、他人と違うアイディアを考案したり、誰も気づいていないビジネスを見出すことで、必死に生き延びようとする人はいる。この連載では、シュリンク業界で絶望し、起死回生を図るビジネスマンや個人事業主の生の姿を描くことを通じて、私たちがビジネスで心得るべきヒントや教訓を考えていく。

「シュリンク業界で生き残れるか?~構造不況の迷宮で再起を図る人々 吉田典史」

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