全国のビジネスパーソンのみなさん、こんにちは。この連載では編集の専門家やPRの専門家じゃない人が、突然ネットコンテンツの制作や、その宣伝担当になってしまった時に使えるティップスを毎回ご提供していきたいと思っております。

 ところで、この原稿を僕は今シンガポールで書いています。ここシンガポールで開催されている「SPIKES(スパイクス)」という広告祭に参加しているからです。カンヌなどの国際広告祭は、各国の広告会社やクライアントさんが手がけたキャンペーンや広告を出品して賞を目指すコンペティション的な役割と同時に、セミナーやワークショップなどが開催され広告・コミュニケーションのノウハウをシェアする機能も果たしています。

 僕は今回そのセミナーで、ユニクロのキャンペーンなどを手がけていらっしゃる電通NYの佐々木康晴さんと一緒に「デジタル広告をワークさせる5つのティップス」というタイトルのプレゼンテーションを担当させてもらいました。

 数百人の人たちが集まる会場でTEDばりのプレゼンテーションをしたのですが、いやはや初めての体験であり、稚拙な英語で大変恥ずかしい発表だったのですが(もちろん、佐々木さんが発表された部分は別です)、その発表の中で読者のみなさんにも役立ちそうなポイントを抽出して、お伝えしたいと思っています。

アムステルダムの
空港のトイレに学べ

 まず、僕が最初に話したのがアムステルダムのスキポール空港にあるトイレの話。男子トイレのおしっこ用便器にある仕掛けがしてある話をみなさん聞いたことがありますか?

 空港の便器の前に立つと、あるモノが目に入るんです。まるで現代アートのように便器の中にハエの絵がブルーでプリントされているんです。男の人にはわかってもらえると思いますが、おしっこをする時本能的に、そのハエをターゲットにしてしまいますよね。そうすると周りに飛び散らない。

 日本の居酒屋のように「一歩前へ」とか書かずに、本能的に何をやればいいか気づかせる仕掛けなんですね。