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マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー
【第22回】 2012年9月24日
著者・コラム紹介
藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

「でも、魂は売らない」日向 徹が
なぜ今、カッコイイのか

時代の空気をつかむ歴代月9ドラマのメッセージを検証する

「リッチマン、プアウーマン」発
「日向 徹現象」とは?

 2012年夏の連続テレビドラマのなかで私が個人的に最も好きだったのが、フジテレビ系列の“月9枠”で放送された「リッチマン、プアウーマン」です。

 7月9日から9月17日まで全11回が放映されたこの作品をはじめ、今年の夏クールのドラマは、ロンドンオリンピックの開催日程と重なることから視聴率の苦戦が予想されていました。

 ビデオリサーチによれば、「リッチマン、プアウーマン」も第6話(8月13日放送)で10%を割る視聴率となったもののその後盛り返し、最終回前の第10話(9月10日放送)では15.8%を記録し、フィナーレに向けて一気に盛り上がりました。

 最終回終了直後、さまざまなウェブ上の書き込みを見てみると、次のような絶賛のコメントが溢れていました。

 「やっぱり、最高のドラマでした! see you again って、SP期待していいのかな? それとも、続編?? ぜひ、頼みます!!」

 「今まで見てきた“月9”のなかで、お世辞じゃなく一番面白くて引き込まれたドラマでした!!!」

 このドラマは、高卒ながら29歳にして個人資産250億円、時価総額3000億円ともいわれるIT企業「NEXT INNOVATION」社長の主人公・日向 徹(小栗 旬)と、東大生でありながら就職活動に苦戦している大学4年生のヒロイン・夏井真琴(石原さとみ)とのシンデレララブストーリーです。

 この夏、私の周りでもちょっとイケてる若いIT関係者を「あいつ、日向 徹っぽいよね」と評される「日向 徹現象」が起こっていました。

 主演の小栗は、自身で日向 徹のキャラクターに通じる人物としてスティーブ・ジョブズを挙げており、また番組サイトによる「イントロダクション」では、起業プロセスが似ている人物の例としてFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグが紹介されています。

 一方でこのドラマを観て、日向 徹と「NEXT INNOVATION」に、かつてのホリエモンとライブドアを重ねてしまう人も多かったのではないでしょうか。

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藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社を経て、92年、フィンランド人の社長と二人でザイロフィン ファーイースト社(現ダニスコジャパン)を設立。素材メーカーの立場から キシリトール・ブームを仕掛け、キシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。07年、株式会社インテグレートを設立し、代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』『99.9%成功するしかけ』 『漂流する広告・メディア』講演活動も行っている。integrateGroupウェブサイト:http://www.itgr.co.jp/

 


マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー

インターネットなど双方向メディアの普及に伴い、従来の広告メッセージが届きにくい時代になったと言われます。どんな方法なら消費者とのコミュニケーションが成立するのか。「次世代IMC」を掲げる注目のマーケティング企業CEOがその極意を伝授します。

「マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー」

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