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中国語ができなくても大丈夫 野口悠紀雄の中国経済統計「超」読解法

中国語の知識ゼロで、中国語で情報収集

野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
【第1回】 2012年11月15日
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 中国語の知識ゼロで、中国語で中国の情報を収集しよう。これが、この連載でこれから提案することだ。

 「そんなことができるはずはない」とお考えの方が多いだろう。そして、「外国語は、長い時間をかけて勉強して、初めて使えるようになるものだ。勉強せずに使えるはずはない。何の準備もなしに使えるなど、眉唾もいいところだ」と反論されるだろう。

 確かに、普通はそうである。事実、私は数年前からロシア語を勉強しているのだが、ロシア語の文献など、いまだにまったく読めない。

日本人は予備知識なしに
中国語を読める

 しかし、中国語に関しては、事情が異なるのだ。

 もちろん、中国語の場合も、これから中国に赴任して中国人相手にビジネスをしようとか、中国の大学に留学しようという場合には、本格的な中国語の勉強が不可欠だ。

 しかし、目的いかんでは、さほどの勉強なしに中国語を使える。

 日本にいて、中国の文献や統計を読む場合がそれに当たる。つまり、話したり聞いたりするのでなく、「読むだけ」の場合である。この場合には、以下に述べる方法で、格別の努力なしに中国語を使える。そして、文献や統計を読むだけで、多大の成果を挙げることができるのである。

 例えば、統計を考えてみよう。中国の場合も、主要な情報はアラビア数字で表記されている。だから、何の苦労もなく読める。

 これは当然至極のことであり、しかも、中国の統計に限ったことではない。どこの国の統計でも同じだ。しかし、中国の場合は、国名や年月や単位なども読めてしまう。例えば、日本は「日本」、中国は「中国」と表記されている。後で述べるように、その他の国名も、予備知識なしでかなり読める。最初は読めなくても、一度覚えれば忘れない。

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野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』等、最新刊に『仮想通貨革命』がある。野口悠紀雄ホームページ

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中国語ができなくても大丈夫 野口悠紀雄の中国経済統計「超」読解法

多くの日本企業が中国関連事業を将来の事業計画の中核に据えている。したがって、中国に関する情報の入手はこれからのビジネスマンにとって重要な課題だ。本連載では、中国語ができなくても、中国語で中国の情報を収集するノウハウを提供する。 

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