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中国語ができなくても大丈夫 野口悠紀雄の中国経済統計「超」読解法

動画サイトで、中国語を「聞く」練習

野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
【第19回】 2013年3月28日
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 これまでは、中国語を「読む」ことに集中してきた。「日本にいて、中国に関する情報を収集する」ということに限定すれば、これで目的の9割は達成することができる。

 ただし、それだけでは、もちろん十分ではない。今回は、「中国語を聞くこと」について述べる。

なぜ聞くことが重要なのか

 なぜ聞くことが重要なのか?

 まず何よりも、どのように発音されているのかを知りたい。文章を読むことができても、それが実際にどう発音されているのかまったく分からないというのでは、居心地が悪い(私は、高校生の時から、漢文の時間に読まされる漢詩は、中国語で発音したらどうなるのだろうと、多大の興味を抱いていた。「韻を踏んでいる」と言うのだが、日本語訓読では分からない。だから、漢文の時間の漢詩の勉強では、もっとも重要な部分を理解できずにいると思っていた)。

 また、聞くことができれば、情報収集の能力は一層高まる。中国のテレビ(インターネットで見ることができる)などを通じて、情報を集められるからだ。

 それに、何よりも、「聞いて分かる」というのは、楽しいものだ。最初は何も分からなかったのに、だんだん分かる部分が多くなっていく。それまで霧の中でおぼろげにしか見えなかったものが、次第にはっきり見えてくる。これは、楽しいことだ。だから、仮に実用的な目的が何もなかったとしても、外国語の学習は意味がある。

 そして、中国語のリズムや発音は、聞いていて心地よい。だから、中国語を「聞く」練習は、趣味としては最高のものだ。私は、外国語の勉強は、退職後に取り組むには最高のものだと思っている。「退職後、閑で何もやることがない。一日の時間が長くて持て余している」などと言っている人は、是非、中国語のヒアリングに挑戦してみよう。

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野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』等、最新刊に『仮想通貨革命』がある。野口悠紀雄ホームページ

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中国語ができなくても大丈夫 野口悠紀雄の中国経済統計「超」読解法

多くの日本企業が中国関連事業を将来の事業計画の中核に据えている。したがって、中国に関する情報の入手はこれからのビジネスマンにとって重要な課題だ。本連載では、中国語ができなくても、中国語で中国の情報を収集するノウハウを提供する。 

「中国語ができなくても大丈夫 野口悠紀雄の中国経済統計「超」読解法」

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