フロー化の罠を乗り越え、
儲かるビジネスをつくる

 あるマーケティングの専門家が、「昔は、ブランドは結果としてできあがるものだった。しかし今は、ブランドは意図的につくるものになった」とおっしゃっていました。言わんとしていることはよくわかります。しかし私たちは、こうした考え方に踊らされ、いつしか、商品やサービスが持つ本質的な価値について考えることをやめてしまい、小手先だけのテクニックで売上を維持しようとしていた可能性があります。

 それこそが今回の復活連載で繰り返しお伝えしてきた「フロー化の罠」です。顧客のリテンションを図り、儲かるビジネスにする、すなわち「ストック化への道」はビジネスの本質的な価値を見極め、守ることにほかなりません。

 この連載では、私の「ブランド化」についての考え方を平易に書いてみました。ご興味を持った方は、ぜひ拙著『ブランドで競争する技術』を手に取ってみて下さい。私たちが忘れてしまった大事なことを思い出す一助になれば幸いです。


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