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エコカー大戦争!

トヨタの自動運転技術に勝る衝撃!?
フォードの“車載スマホ”に第三者がアプリ提供
――CESで表面化した自動車産業界再編2つの胎動(1)

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第137回】 2013年1月11日
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日本メディアは
トヨタの発表に群がるが…

 トヨタにしては珍しい。
 日本国外での記者会見の主役が、実験車両だった。

 2013年1月8日~11日開催、International CES(Consumer Electronics Show)。日本では、“世界最大級の家電ショー”と表現される。会場は例年通り、ラスベガスコンベンションセンターとヴェネティアンホテルが中心。さらに、1月6日、7日の報道陣向け各種イベントがマンダレイベイホテルで行われた。

 トヨタの記者会見は1月7日午前11時から。開始前から壇上には、2台のクルマ。舞台に向かって右側には新型レクサスLS、左型には車両前部と屋根に各種機材を満載した実験車両がいた。

CES初登場となったレクサス。新型LSのアクティブセーフティ技術のおさらい、さらに実験車による実験の紹介。会見は実質、約10分間で終わった Photo by Kenji Momota

 同車は、次世代アクティブセイフティについて、ミシガン州アナーバー市のトヨタ技術開発拠点、TRINA(Toyota Research Institute North America)を基点として実験用に走行しているものだ。

 同車の前には日テレ、TBSなど日系テレビ局のLA支局のカメラがズラリと並んだ。アメリカメディアの関心もある程度は強いが、会見後の北米トヨタ幹部のぶら下がり取材で大きな人垣ができることはなかった。対する日本メディアは、「トヨタが自動運転技術に本気になった」とか、「クルマが家電になる日が来そうだ」といった論調だ。

 こうした表現、広義では間違いではない。だが、アメリカでの社会実情、発表者トヨタの意図、さらにはCES全体のなかでのクルマのトレンドを完全に把握しているとは思えない。

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桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


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