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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

パナソニックとソニーの底力
世界最大の4K有機ELテレビ
【週刊ダイヤモンドCES2013 特別レポート(2)】

週刊ダイヤモンド編集部
2013年1月11日
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 家電の“王様”はより大きく、薄く、鮮やかに――。

(1) 高精細画面に浮かび上がる花びらと共に登壇したパナソニックの津賀社長

 米国で開催中の国際家電ショー「International CES」で、日本の家電メーカーはフルハイビジョンより4倍高精細な「4K2K」の有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビを発表。「技術で韓国に負けている」との揶揄を吹き飛ばすような存在感を発揮した。

 「印刷方式で開発した世界最大の4Kの有機ELテレビです」

 CES開幕日の1月8日。パナソニックの津賀一宏社長はオープニングスピーチの壇上で高らかに宣言した(写真1)。拍手と歓声のなか、漆黒の画面に浮かびあがった花束が弾ける。画面はもちろん平面で、3D映像でもない。だが、舞い散る花びらは、手品で画面から飛び出してくるかのように見えた。

(2) 56インチという大画面ながら、わずか8.9ミリという薄さ

 有機ELテレビは薄く、軽く、省電力を実現できるため、次世代テレビの本命の一つだ。電気を流すと画面そのものが光る性質を利用しているため、鮮やかな色彩やコントラストも表現できる。

 パナソニックが発表した56インチの4K有機ELディスプレイの大きさは縦69.3センチ、横が123.3センチ。厚さは薄いところで8.9ミリしかなく、展示ブースでも横から薄さを撮影する人が後が絶たなかった(写真2)。津賀社長は「重さは約12キロで、通常の4Kディスプレイの半分の重さを実現できる」と胸を張る。

 ただ、パナソニックが世界最大にわざわざ「印刷方式で—」との枕詞をつけたのには訳がある。CES開幕前日の7日、ソニーが同じ56インチサイズで、4Kの有機ELテレビを報道陣向けイベントで発表していたからだ。

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