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エコカー大戦争!

サムスン、パナソニックを凌ぐ存在感
米クアルコムが先導する「イネーブラー」ビジネス
――CESで表面化した自動車産業界再編2つの胎動(2)

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第138回】 2013年1月18日
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芸能人、文化人、有名バンドも登場
華やかなプレ・キーノートスピーチ

 「Born Mobile」。

 モバイル向け半導体最大手の米Qualcomm(日本語表記:クアルコム)が、2012年後半に打ち出した、新しいキャッチコピーだ。その実質的なお披露目が、今年のCESで行われた。

 1月7日(月)午後6時30分、ヴェネティアン・パラッツォ・コングレスセンター5階のボールルーム。収容人員約2000人が超満員。CES「プレ・キーノートスピーチ」として、クアルコムのポール・E・ジェイコブスCEOが壇上に上がった。

CESのプレ・キーノートスピーチ。超満員の場内。壇上にはクアルコムのポール・E・ジェイコブCEO Photo by Kenji Momota

 同社にとって今回、最大のウリはモバイルデバイス向けの新型プロセッサー「スナップドラゴン800シリーズ」だ。

 スピーチが始まって15分ほど。話題は、今年CES未出展となったマイクロソフトに。すると、舞台の下手からいきなり、同社のスティーブ・バルマーCEOがサプライズで登場、会場がどよめいた。そして、スナップドラゴン搭載のWINDOWS RT最新モバイルを詳しく紹介した。

 その後は各界の著名人、芸能人、スポーツ選手が続々登場。様々な分野でのスナップドラゴン800シリーズの活用事例を紹介した。映画監督ギレルモ・デル・トロ氏が7.1chサラウンドシステムの新作「Pacific Rim」を。米最大規模のカーレース、2012年NASCARスプリントカップシリーズのチャンピオン、ブラッド・ケセロスキー氏がLTEブロードキャスティングを。さらに、モバイルの子ども向け教育での利用例を、セサミストリートの人気キャラクター・ビックバードが説明した。

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桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


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