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オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

もしコンビニで朝・昼・晩の食事を摂るなら?
“便利で体にも良い食事”は可能か

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第18回】 2013年2月4日
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 1日3食をコンビニでまかなう――。そんな生活もありえないことではない。実際、一人暮らしの男性の場合、外食以外はすべてコンビニ頼み、というケースが多い。だから、「やっぱりコンビニのものを食べ続けるのはよくない」なんて言われることがあっても、あまり神経質になり過ぎない方が良いと思っている。それよりも、コンビニで買いものをするときには何に気を付けたら良いのかを知り、より良い選択をし続けることの方がよっぽど大事だ。

 まず、コンビニであろうがなかろうが、日々の食事は、必要なコマ(お皿)を埋めていくイメージを常に持っていてほしい。(このコラムをずっと読んでくださっている方には、耳タコで恐縮だが…)1食の中でとってほしいコマは以下の4つ。

①ごはん、パン、麺類といった、エネルギー源となる炭水化物主体の主食
②魚・肉・卵・豆、豆製品のような、からだをつくるタンパク質主体の主菜(いわゆる、メインのおかずだ)
③からだの調子をよくする野菜や海草がメインの副菜(小鉢に入りそうなものがあてはまる)
④水溶性のビタミンが摂れ、からだをあたためる汁物

 ただ、弁当や加工食品、レトルト食品が続けば、塩分を多くとることになるので、コンビニ生活をするときには、4つのコマ-汁物=3つのコマ、くらいの感覚でいるのが良いだろう。お弁当コーナーにあるミネストローネスープや豚汁のように、具だくさんのものであれば汁物としてカウントしたいが、カップにお湯を注ぐタイプのもので、お気持ち程度にしか具が入っていないのであれば、あえて汁物のコマを満たそうとしない方が良いこともある。

ちょっと高カロリーでも大丈夫
昼食は神経質になり過ぎずに選ぼう

 朝ごはんに関しては、以前の記事で詳しく触れているが(第12回参照)最低限摂ってほしいのは①の主食と②の主菜。おにぎりとゆで卵は定番だが、カップ雑炊に卵を落とす、というのもあり。同じ300円程度の予算でも、おにぎりとサンドイッチ、菓子パンとカップラーメン、というように、おなかにたまることだけを目的としたセレクトをしてはもったいない。時間と予算を加味した中で、できるだけ多くのコマが埋まるように選択するのがおすすめだ。

 昼食は、仕事の合間なので、悩んでいる時間ももったいない、と思うかもしれない。しかも、コンビニには日替わり弁当がないだけに、「4つのコマを満たしていて」「自分の嗜好も満足する」という2つの条件をクリアするものを選んでいると、ほとんど毎日同じメニューを食べることになりかねない。そうすると、それこそ栄養が偏ってしまう。だから、昼食は、たとえば、お肉の量の方が野菜の量よりはるかに多くて、4つのコマの分量がアンバランスであっても、「4つの要素は満たしているからOK」くらいの感覚で、お弁当ひとつで良しとしよう。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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