その周辺に3本・5本・7本・10本入りのパックも置いておくと、そこでもお買い物をしていただけて、結果的にエビフライの売上が通常の5~10倍になりました。
リアルな商品でなくても、紙でキャッチコピーを用意してもかまいません。注目させるような工夫があることが大切です。実物や写真がなく、文章のみの場合は、商品のことが具体的に伝わるように、キャッチコピーにこだわって作成しましょう。
アイサス(AISAS)の法則もアイドマの法則から派生した、ネットマーケティング全般に使われている考え方のひとつです。これも5つのポイントの頭文字から名前がついています。
A:Attention(注意)
I:Interest(関心)
S:Search(検索)
A:Action(行動)
S:Share(共有)
たとえば、
A:アマゾンの広告(テレビCMなど)を見て
I:興味関心がわき
S:ネットで検索をして
A:ネットショップで購入する
S:そして使ってみた感想を、レビューでシェアする
これは食べログや楽天など、どのサイトでも同じです。SNSを中心としたネットマーケティングの流れの概念として、覚えておいてくださいね。
刺さるフレーズと刺さらない
フレーズの違いはどこにあるのか
ここでは、刺さるフレーズ、刺さらないフレーズを紹介します。ぜひ参考にしてください。
× 買ってください(媚び)……安っぽくとられてしまいます。自分からへりくだって言うので、自分の立場が弱くなってしまう危険性あり。お客様が優位に立つ分、横柄なお客様が増える可能性も。
× いま買わないと大変なことになりますよ(脅し)……実際にこういったことを言う人がいます。とくに儲かることを大目的にしている人が使いがちなフレーズですが、脅しのフレーズは、お客様と長期的な関係性につながりにくくなってしまうのでおすすめしません。
× 100%保証(過剰)……100%保証はあり得ませんし、広告審査も通らないでしょう。「結果が出なければ、100%全額返金」のサービスを持ち込まれて、それに乗って一緒にビジネスをした人がいましたが、結果、騙されてしまいました。100%全額返金保証をうたっていた別の某社は、返金規定が細かく、返金に応じないことで有名です。一時的には儲かるかもしれませんが、良質なお客様を取り込めなくなりますし、長期的に見たときに、会社の評判を下げてしまうことにもなるでしょう。