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今、不動産は「買い時」か?
【第4回】 2013年4月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
金森重樹 [ビジネスプロデューサー]

地価上昇したとしても、それは需要によって発生したものではない
アベノミクスに浮き足立つな

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アベノミクス効果で地価も上昇に転じたと言われる今、これを利用して資産形成する戦略とは?不動産投資家は、まず、今後空き家が増加する一方であることを前提に考えなければならないとした上で、ヒントを提示する。

賃貸住宅市場の未来は暗い

 今回は「この後くるかもしれない地価上昇を利用して資産形成する戦略」について考えてみたいと思う。
 前提として考えなければならないのは、日本の人口は天井を打って歴史上初めて自然減少し、これから空き家は増加する一方であること、つまり今後地価上昇したとしてもそれは需要によって発生したものではないということだ(ただし、都市開発などによって一定の地域の需要が発生して一部地域で地価が上昇する場合は除く)。

 みずほコーポレート銀行産業調査部の「賃貸住宅市場の現状と展望」によれば、2030年の賃貸住宅市場の市場規模予測は以下の通りだ。

1. 我が国の賃貸住宅市場は、今後2030年に向けて大きく縮小することが予想される。2010年12.6兆円→2030年8.8兆円 ▲30%
2. 内訳で見ると、特にファミリー向け(40平方メートル以上)賃貸住宅市場の縮小が著しい。2010年8.8兆円→2030年5.6兆円 ▲37%
3. 非ファミリー向け(40平方メートル未満)においては、若年居住者が減少し、単身高齢者の居住者が増加する見込み

 このレポートによれば、賃貸住宅市場の未来は非常に暗いということだ。アベノミクスでバブル到来かと浮き足立っている向きはこの市場見通しについてよく考えてみてほしい。

 では、これらのデータを前提とした場合の投資戦略はどのようにすればいいのか?

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金森重樹 [ビジネスプロデューサー]

1970年生まれ。東大法学部卒。ビジネスプロデューサー。不動産投資顧問業・株式会社金森実業代表取締役。物件情報の提供から、融資付け、賃貸募集の支援まで行う会員組織「通販大家さん」を運営し、会員が億単位の資産形成をするのをサポート(会員数3万5000人)。 読者数14.5万人のメールマガジン、「回天の力学」の発行者として、マーケティング業界でも著名。
『超・営業法』(PHP研究所)、『ハイパワー・マーケティング』(インデックスコミュニケーションズ)、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)、『インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング』(ダイヤモンド社)など、著書・監訳書多数。
通販大家さん http://www.28083.jp


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