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逆境を吹っ飛ばす江上“剛術”―古典に学ぶ処世訓―

其の39「論語」を読む。「政」とはなにか?
北朝鮮のミサイル発射危機に思う政治とは

江上 剛 [作家]
【第39回】 2013年4月16日
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 北朝鮮の金正恩が暴走している。今にも核ミサイルを日米韓に発射せんばかりだ。

 専門家は、こうした瀬戸際外交を展開することで米国を交渉の場に引きずり出し、金体制の擁護を確約させようとしているだけで本気ではないと言う。

 専門家でない私は、そんな説明を聞いても少しも安心できない。金正恩を見ていると、言う通りにならないならおもちゃ屋を壊しかねないほど大騒ぎしている、可愛げのない我儘なガキを思い浮かべてしまう。爺さんも婆さんも、そんなガキの頭を一発殴ってやりたいと思いながら、「仕方がないなぁ」と言っておもちゃを買い与えてしまう。ガキは、上手くいったとほくそ笑み、ますますエスカレートしていく。そして本当におもちゃ屋で暴れだす……。

 「ミサイル、打っちゃえ!」

 「えっ、本気ですか?」

 「だって言うこと聞いてくれないもん。手始めは東京はどう?あっ、ディズニーランドは外してね。後で遊びに行くから」

 こんな会話を側近と交わしてんじゃないのかなぁ。あの金正恩は、政治をなんと心得ているのだろうか?

なにを措いてもまずは「食」

 さすがに孔子は政治の王道を究めようとしただけに、政治に関する言葉が多い。これはそのまま金正恩に聞かせてやりたいが、私たちの生活や企業経営にも役立つ内容だ。

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江上 剛 [作家]

えがみ ごう/1954年1月7日兵庫県生まれ。本名小畠晴喜(こはた はるき)。77年3月早稲田大学政経学部卒業。同年4月旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。高田馬場、築地などの支店長を歴任後、2003年3月同行退行。1997年に起きた第一勧銀総会屋利益供与事件では、広報部次長として混乱収拾に尽力する。『呪縛 金融腐蝕列島』(高杉良作・角川書店)の小説やそれを原作とする映画のモデルとなる。2002年『非情銀行』(新潮社)で作家デビュー。以後、作家に専念するも10年7月日本振興銀行の社長に就任し、本邦初のペイオフを適用される。


逆境を吹っ飛ばす江上“剛術”―古典に学ぶ処世訓―

作家・江上剛氏は、その人生で2回も当局による強制捜査を経験した。その逆境にあって、心を支えくれたのが、「聖書」「論語」「孫子」などの古典の言葉である。ビジネス界に身を置けば、さまざまな逆風にされされることも多い。どんな逆境にあっても、明るく前向きに生きる江上剛氏が、柔術ならぬ“剛術”で古典を読み解き、勇気と元気の“素”を贈る。

「逆境を吹っ飛ばす江上“剛術”―古典に学ぶ処世訓―」

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