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部下の能力を120%引き出す「質問」の技術
【最終回】 2008年5月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
齋藤淳子 [(株)コーチ・エィ シニア・エグゼクティブコーチ]

「計画型思考」タイプの部下には、プレッシャーを感じさせないこと

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 大きく4つに分類される人の思考タイプ。これまで、過去3回にわたって、

第13回:支配型思考の「コントローラータイプ」
第14回:直感型思考の「プロモータータイプ」
第15回:協調型思考の「サポータータイプ」

についてご紹介してきました。

 今回は4つ目の思考タイプである、計画型思考の「アナライザータイプ」についてご紹介します。

「アナライザータイプ」
の特徴

 アナライザータイプの人は、行動する前に多くの情報を集め、計画を立ててから動きます。自分の主観よりも、客観性や正確さが第一であると考える完全主義者的なところがあります。人よりも事実、事柄のほうに目が向きやすい人です。

 行動は手堅く慎重で、新しいことや突発的なことに対しては、やや弱い傾向がありますが、一度納得したら堅実で優れた仕事をします。あまり感情を表に出さず、自分のことを積極的には表現しないことが多いようです。安定、安全を旨とし、リスクをいち早く感じとることができます。

 アナライザータイプの人は、質問を正確に聞きとろうとします。少しでもあいまいな表現があったり、いく通りにも解釈できたりする表現をされると戸惑います。質問を受けること自体に抵抗はないのですが、抽象的な質問や結論が見えない質問には負荷を感じるため、「それはどういう意味ですか?」「それはなぜですか?」というように逆質問をしてくることも多いようです。

 これは、あいまいさやアバウトさを極力排除しようとするためです。

(1)アナライザータイプの人に有効な質問の切り口

●質問はなるべく具体的にする

 「ここの言葉の使い方はわかりやすいかな?」

 「この流れでどうだろうか? スムーズにいくかな?」

 「ここのところ、問題のとらえ方の要素が3つ入っているからちょっとわかりにくいように思うんだ。初めて聞いた人がわかりやすいように、項目ごとにまとめるにはどうしたらいいかな?」

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齋藤淳子 [(株)コーチ・エィ シニア・エグゼクティブコーチ]

立教大学法学部卒。神戸製鋼を経て、1990年MSC(マネジメントサービスセンター)入社。数多くのリーダーシップ研修やコンサルティングを行う。1999年、(株)コーチ・トウェンティワン入社。2001年、(株)コーチ・エィへ。現在は、シニア・エグゼクティブコーチとして、上場企業を中心に経営者・管理職層へのトレーニング、および1対1のコーチングを実施。
コーチ・エィのホームページはこちら


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