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「すべてのユーザーやファンを巻き込み、社会と企業をつなぐ」(楽天・黒坂三重)――古川享が聞き出す 今を駆けるスマート・ウーマンの本音

林 正愛 [アマプロ株式会社社長]
【第11回】 2013年5月16日
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元マイクロソフト日本法人の会長で、現在は慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の古川享さんをホストに迎えて、古川さんが日本を変えていく存在と期待を寄せるスマート・ウーマンの方たちとの対談を掲載しています。

黒坂三重さんは、楽天グループ国内外のCSR活動を推進するCSR担当執行役員を務められていますが、常にユーザーを大切にし、ユーザーのために何ができるかを考え、福島県内で「楽天いどうとしょかん」を展開されています。様々なIT企業で働きながら大切にしてきたこと、思いを熱く語っていただきました。

楽天の“本丸”での経験を経て、
楽天グループ全体のCSRで総合力を発揮

くろさか・みえ
楽天執行役員 グローバル人事部CSR担当。アルダス社におけるソフトウェア販売の経験の後、1994年11月 米国マクロメディア社100%出資の日本法人設立と同時に入社。マーケティングおよびPRマネージャを兼務し、日本国内におけるマクロメディア製品全般のプロモーションを手がけ、マルチメディア及びインターネット業界におけるデファクトスタンダードとして認知させた。1999年9月 米国Whynot Creations社100%出資のワイノット株式会社設立と同時に入社。企画営業及びマーケティングマネージャを兼務。2001年4月同社代表取締役社長に就任。2002年9月、楽天のワイノット子会社化と同時に楽天入社。2003年9月 同社執行役員就任、楽天市場事業の編成部長に専念する一方、インターネットを活用した教育支援および地域活性プロジェクトを2008年に立ち上げ。2012年楽天グループ国内外のCSR活動を推進する執行役員に就任。現在に至る。Photo by Sam Furukawa

古川享(以下・古川):黒坂さんはラジオ福島から始まり、さまざまな職種の仕事を経験されていますね。その経緯については後ほどお聞きするとして、今現在は楽天にいらっしゃるので、そこで何をされているのかまず教えていただけますか。

黒坂三重(以下・黒坂):楽天に参加したのは、2002年に私が代表をしていたワイノットという会社を楽天が買収して以降になります。買収後は、3年くらいは子会社として引き続き経営していましたが、その後吸収合併となりました。

 その後は楽天の本丸とも言えるインターネット・ショッピングモールを運営する「楽天市場」事業に関わりました。キッズ・ベビージャンルの部長として、eコマースの営業部隊を率いました。毎月部長の役割が増えて、一時期は300人くらい部下がいましたね。

 そこで2年が経過したころ、営業部門のマネージメントを行う一方で、「楽天市場」の顔であり、売り場となるウェブサイトの編成部門をマネージメントするようになり、1年を経過したころには「楽天市場」の全てのウェブページの責任者である編集長を任されるようになりました。

 「楽天市場」でお買い物をしてくださるお客様のニーズに日々応えていかなければならないという重要な役割なわけですから、これはかなり大変でした(笑)。社長の三木谷自らがお客様の利便性を常に考えており、彼の頭の中には「楽天市場」のページの全ての構造が入っているのです。

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林 正愛 [アマプロ株式会社社長]

りん・じょんえ/BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ、ファイナンシャルプランナー、英検1級、TOEIC955点。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。British Airwaysに入社し、客室乗務員として成田―ロンドン間を乗務。その後中央経済社、日本経済新聞社にて、経営、経済関連の書籍の企画および編集を行う。2006年10月にアマプロ株式会社を設立。仕事を通じて培ってきたコミュニケーション力や編集力を活かして、企業の情報発信をサポートするために奔走している。
企業の経営層とのインタビューを数多くこなし、その数は100名以上に達する。その中からリーダーの行動変革に興味を持ち、アメリカでエグセクティブコーチングの第一人者で、GEやフォードなどの社長のコーチングを行ったマーシャル・ゴールドスミス氏にコーチングを学ぶ。現在は経営層のコーチングも行う。コミュニケーションのプロフェッショナルが集まった国際団体、IABC(International Association of Business Communicators) のジャパンチャプターの理事も務める。2012年4月から慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科で学んでいる。2児の母。


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日本経済の屋台骨を支えてきた製造業が苦しむ中で、さまざまな技術革新が生まれ、グローバル競争の新たな舞台となっているIT業界。いまやあらゆるビジネスがITを抜きにしては、競争力が立ちいかないのが現状だ。男性のイメージが強いIT業界で、実は多くの女性たちが活躍している。IT業界やそれに関わる仕事をして活躍している女性たちに焦点を当てながら、新しい競争の時代のリーダー像を紹介していく。
 

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