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行動科学マネジメント入門
【第9回】 2013年5月31日
著者・コラム紹介バックナンバー
石田 淳 [社団法人行動科学マネジメント研究所所長]

なぜメガネをかけるのか?――「結果」の力が人を動かす
良い行動を繰り返し、習慣化するために大切なこと

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あなたはメガネをかけている、あるいはコンタクトレンズを使っているだろうか?そうだとしたらその理由は?「目が悪いから」は行動科学では第一の理由ではないとされ、この点に継続と習慣化のポイントがある。

部下にアイデアをたくさん出してもらうには?

 あるメーカーでは、新商品開発のためのアイデアを定期的に社員から募っており、課ごとにまとめて提出する仕組みになっていました。

 A課長は、アイデア提出の時期が近づくと、いつも部下たちにこう指示しました。

 「斬新なアイデアをできるだけたくさん出してくれ」

 そして、「まだか?」と急かしては、提出させます。それなのに、いつもあまり面白いアイデアは出されず、会社から採用されることはありませんでした。

 ところが、隣のB課では、注目を浴びるようなアイデアがたびたび出され、B課長が上層部から褒められています。

 焦ったA課長は、「もっと考えろ」と部下たちに要求するのですが、形ばかりのものが提出されるだけで相変わらず面白いものは出てきません。そもそも、部下たちは、積極的にアイデア出しをしようという気がないようです。

 さて、B課長は、A課長とどこが違っていたのでしょう?

 「B課には優秀な部下が揃っているんだ」
 などと考えていたら、A課長はますます窮地に追い込まれます。そうではなくて、B課長は、「人が動く理由」をよくわかっていたのです。

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石田 淳 [社団法人行動科学マネジメント研究所所長]

社団法人行動科学マネジメント研究所所長/社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事/株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者/アメリカの行動分析学会 ABAI(Association for Behavior Analysis International)会員/日本行動分析学会会員/日本ペンクラブ会員/日経BP主催『課長塾』講師
米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」として確立。 その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。 グローバル時代に必須のリスクマネジメントやコンプライアンスにも有効な手法と注目され、講演・セミナーなどを精力的に行う。 趣味はトライアスロン&マラソン。2012年4月にはサハラ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。 著書に、『教える技術』『図解・教える技術』(かんき出版)、『会社を辞めるのは「あと1年」待ちなさい!』(マガジンハウス)、『組織が大きく変わる最高の報酬』(日本能率協会マネジメントセンター)、『3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント』(インフォレスト出版)、『組織行動セーフティマネジメント』『短期間で組織が変わる行動科学マネジメント』(ダイヤモンド社)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP:http://www.will-pm.jp/
社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP: http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログhttp://www.will-pm.jp/blog/ 

 


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