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労働市場最前線Ⅱ

危機感高まる採用担当者!
内定出しはよりスピーディーに
最新調査から見る2014年卒新卒採用・就活最前線

岡崎仁美
【第14回】 2013年6月6日
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 5月30日にリクルートキャリアの就職みらい研究所が発表した「大学生の就職内定状況調査(2013年5月度)」によると、5月1日時点での大学生の就職内定率は39.3%と昨年同時点の内定率30.7%と比較して8.6ポイント高い結果となった。理系大学院生も、67.5%と昨年同時期の55.8%と比べて11.7%高くなっている。

 この調査結果から、昨年同時点と比べ、かなりスピーディーに内定出しが進んでいる様子がうかがえる。2014年卒の就職・採用戦線で一体何が起きているのだろうか?

「今年は早い」企業・大学から聞こえる声
企業の厳選採用にわずかな雪解け感

 就職活動をしている学生にも、実感があるかもしれない。「もう内定をもらった」「すでに就活を終えている」なんていう人の話を、最近よく耳にする事はないだろうか。

 筆者は仕事柄、大学のキャリアセンターや企業の採用担当の方々とお会いする機会も多いが、特に5月に入って以降、「今年は早かった」と言う声を多く聞く。とりわけ大手企業の内定出しが早かったと。なぜ“早かった”のか。まず、2014年卒の就職・採用環境の全体観から見てみたい。

出典:リクルートキャリア 就職みらい研究所 2013年5月度「大学生の就職内定状況調査(2014年卒)」
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 ここ2年ほど、就職活動中の学生を取り巻いていた環境はどうだったのか。2012年卒は大卒求人倍率が1.23倍、震災影響で就職・採用活動が「分散化・長期化」した年だった。2013年卒は大卒求人倍率が1.27倍と前年よりわずかに回復、採用広報活動の開始時期変更に伴う「圧縮スケジュール」が導入された年であった。では2014年卒はどうだろうか?

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岡崎仁美

1993年4月、株式会社リクルート入社。関西人材総合営業部(企業の人材採用支援、教育サービスの提供)の営業担当後、転職情報誌『B-ing』関東版編集企画マネジャー・同誌副編集長、転職サイト『リクナビNEXT』編集長を経て、2007年11月『リクナビ』編集長に就任。


労働市場最前線Ⅱ

2011年1月からスタートし2012年7月まで続いた『ワークス研究所の労働市場「最前線」』の第2弾。新卒就職、非正規社員、シニア世代の再就業、労働法制……、日本労働市場には多くの課題があり、それは業種や規模の大小を問わず、すべての企業に関係する事だ。本連載ではリクルートワークス研究所の研究員のみならず、リクルートグループ内で「労働」に深く関わる識者からの、最新の労働市場分析や提言をお届けする。

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