10年間の文章メソッドを結晶化した1枚のチャート

 私は、ウェブマーケティングを含め、10年間、文章を書き続けてきました。

 2ヵ月で700万円を売り上げた商品の案内文(セールスレター)や、成約率が0.1%といわれるメールマガジンで7.1%の成約率を達成。

 また、優良企業を文章の力で売上アップさせたり、クライアントの成果を短期間で大幅に向上させたり、文章のプロとして、現在さまざまなプロジェクトに関わっています。

 それだけに、文章が書けることによる可能性の広がりを肌で感じています。

 そして、あなたが“ いますぐ ” に「相手の心を動かす文章」を書けるようになるのはカンタンです。

 この連載を読んでいただくだけでも、回を重ねるごとに、あなたの文章が変わっていくのを感じていただけるはずです。

 私がこれまで手掛けてきた文章のうち、うまくいったものの共通点やパターンを分析してみると、7つのポイントがあることがわかりました。

 結論から言えば、共感を生み、結果の出る文章を書くには、それらのどれか、もしくはいくつかのスイッチをポチッとオンにするだけでよかったのです。

 しかしながら、あなたは私の10年間の文章メソッド(方法)を結晶化した1枚のチャート――「エンパシーチャート」を順に埋めていくだけで、共感を生む7つのスイッチを自動的にすべてオンにすることができるかもしれません。

 あなたの文章が飛躍するヒントになる、その理由は……

 ソニーに勤めながら、全国14ヵ所800名以上を動員した一大ムーブメントの読書会を開催した――木村祥子さんは言います。

フェイスブックと口コミだけで、総勢800名以上を動員し、気がついたら全国的なムーブメントになっていました。
始まりは、セールスレターへのフェイスブックの「いいね!」が0→230。
この変化の秘訣はカンタン!自己満足の文章を書いていた私が、人の心に伝わる文章を意識したから。エンパシーライティングは、その効果に自然と導けるようなメソッドになっています。いまでは、全国を飛び回る理想の生活ができています。当初「セールスレターもメールも書けなかった。けど……書いてみました」なんて言っていたことを、いまではまわりの人になかなか信じてもらえません。

 他にも、

● 1回のメルマガ配信だけで、5時間で講座が満席!120万円の売上に!
● チラシの反応率が11倍に。
● 残席4名の3万円の講座。4名にメールを送り、全員参加で満席に。
● コンサートの案内文を出したら、30名だった参加者が68名に。
● 1万5750円のイベントが満員御礼!1200名の集客に成功。
● コラボ企画が続々立ち上がり、イベント参加者も5倍に。
● 売れなかった高額の商品が1週間で4件の成約。
● 案内文を変えただけで10万円の高額講座の集客が300%増!

 エンパシーチャートは、もともと私の仕事の効率化のために開発したツールですので、初めは経営者やこれからビジネスを始める方に活用されていました。

 しかし、気がつくと、冒頭にもあるとおり、トヨタやソニー、三菱東京UFJ銀行、東芝、富士通、DeNAをはじめとする日本を代表する企業の社員や幹部が社内外で活用するだけではなく、ビジネスの枠を越えて、一部の小学校の卒業文集や作文指導、都立高校の授業、大学教員の論文作成にまで活用されるようになっています。

 このように事例をあげればきりがありませんが、短期間にこれほどの結果が出ているのは、彼らの文章力――いわゆる「正しい文章」を書く力――が上がったからでしょうか?

 違います。

 文章力は書くほどに自然に向上していきますが、短期間で上達するわけではありません。

 では、いったい彼らに何が起こったのでしょうか?