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莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

テーマパーク受難の時代に健闘する
「箱根ガラスの森美術館」の魅力とは

莫 邦富 [作家・ジャーナリスト]
【第163回】 2013年7月11日
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 テーマパーク受難の時代と言われるほど、テーマパークが経営困難な時代を迎えている。ここ10年で閉鎖に追い込まれた主なテーマパークは次の通りだ。

○柏崎トルコ文化村(1996年7月開園、2001年12月の1回目の閉鎖を経て、2004年11月再び閉鎖)。

○新潟ロシア村(1993年9月開園、2004年4月閉園)

○わんにゃんワールド多摩(2001年1月開園、2009年1月)

○倉敷チボリ公園(1997年開園、2008年12月閉園)

○琵琶湖タワー(1965年開園、2001年8月閉鎖)

○長崎オランダ村(1983年開園、2001年10月閉園。のちに、ハウステンボスに吸収されたが、そのハウステンボスも2003年に一度倒産。2004年にリニューアルオープンしてから現在もまだがんばっている)

○富士ガリバー王国(1997年7月開園、2001年10月閉鎖)

○ナムコ・ワンダーエッグ(1992年2月29日開園。2000年12月31日閉園)

○恵那峡ランド(1970年開園。2000年11月閉鎖。2002年4月に「恵那峡ワンダーランド」として再生)

○レオマワールド(1991年開園、2000年8月日閉園。跡地は2004年に買取られて現在は「ニューレオマワールド」として維持されている)

○グリュック王国(1989年開園。2003年休園、2007年閉園)

箱根ガラスの森美術館の魅力のもとは?

 もうすこし規模の小さいものを入れると、経営難により閉園に追い込まれたテーマパークはもっとある。バブル経済の崩壊により、経営母体の企業の経済的な体力が弱まり、そこへさらに少子高齢化が進むという厳しい要因が加わると、ディズニーランドなどごく一部のテーマパーク以外は、ほとんどと言っていいほど苦しい財政事情に直面している。

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莫邦富(モー・バンフ) [作家・ジャーナリスト]

1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。


莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見を毎週お届けしよう。

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