「100点満点勉強法」7つのルールで、
一番反響のあるものとは?

 他にも「100点満点勉強法」には、
【ルール4】鉛筆は「2B」を使う
【ルール5】「ひとりで勉強するコツ」を身につけ、親子で達成感を味わう
【ルール6】「ほめる」より「ねぎらう」効果に目を向ける

 などがありますが、最も反響があるものは、
【ルール7】親の学歴は不問!「100点満点の親」を目指す
です。

 講演会や保護者セミナー、学習相談では、おもにお母さんから、自身の学校時代の成績、学歴に絡めた質問をされることがあります。

「私、高卒なので、子どもの勉強のさせ方がわかりません」
「学生時代、遊んでばかりいたので、子どもに勉強しろとは言いにくいです」
「私のようになってほしくありません」
「専業主婦なので、社会のことがわかりません」

 親御さんが他のお母さんの前で勇気を出して語る姿から、
「わが子のために少しでも良い教育環境を整えたい」
 という真剣な気持ちが感じとれます。

 振り返ってみれば、私自身にも思いあたるところがあります。
 経営者だった父は、教育と実務が結びつかないことを嫌いました。
 父からは常に、
「仕事につながらないような教育なら受けなくてもいい。もし大学に進学したいのなら、必ず、東証一部上場企業に入ること」
 とくりかえし言われたのです。条件つきの進学でした。
 当時の大手企業への就職活動は、いまとは違い、4年生大卒女子の採用枠がほとんどなく、短期大学のほうが有利でした。
 私は断腸の思いで、短期大学へ進路を変えました。
 他に選択肢もあったかもしれませんが、当時の私の中では最善の策だったと思います。

「十人十色」という言葉がありますが、これまで私が出会ってきた親御さんも、さまざまな事情を抱えていました。

 学歴に自信を持てずに悩んでいる方もいれば、自分の高学歴を延々と話す方もいました。
 ただ、いつも回答するのは、親御さんの学歴と子どもの成績は、必ずしも比例しないということです。 
 これまでの数多くの例を考えても、自分のことは脇に置いて、子どもの応援団になれる親御さんが子どもに「100点」をとらせたり、「全国1位」にしたりしています。

 親の学歴に優越感や劣等感を感じて悩むより、子どもの「やる気」に意識を向ける。
 子どもの学習環境に注意し、サポート体制を整える。
 そんな親御さんを「100点満点の親」だと感じると、私自身も心から応援したくなります。

次回は7月25日更新予定です。


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西角けい子(にしかど・けいこ)
大阪生まれ。学習コンサルタント、ステージメソッド塾代表。日本有数の大手学習塾の激戦区、兵庫県の西宮北口エリアで、「ニシカド式勉強法」により、普通の成績だった塾生の8割を2年連続「全国トップクラス」に、2割を「学力日本一」(全国版学力テスト)に育てる。独自の「100点満点勉強法」や「100 点メソッド」を使い、平均点以下の子を、次々「100点満点」にする手法に驚く親子が続出している。「お母さんの言葉がけ」と、「暗記力」「ノート力」「作文力」アップを重視した「ニシカド式勉強法」は定評があり、倍率10倍以上の超難関公立中高一貫校に、「7年連続地域No.1」の合格者を出し続けている。片道3時間以上かけて通う小学生も複数出るほどの人気ぶり。
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